ナギと嵐
」のレビュー

ナギと嵐

もんでんあきこ

凝ったストーリーで惹き込まれる

ネタバレ
2018年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ もんでん先生の「アリエナイ月曜日」での設定をより濃厚に、シリアスに味付けした感じ。複雑で仄暗いサスペンス要素も加わりまた新しい世界観に。

タイトルと表紙からは想像つかない内容と展開の連続で、ナギと嵐の関係性も意外なものでした。
展開が読めないので途中までは、純朴で心根の優しい哲司に甘えるナギの気持ちはどうゆう種類の感情なのかなと思いながら読んでましたが、見たまんまだったんだね。
哲司の心の中があったかくて切なくて泣けます。

この先生の描く男性はいつも男の色気が濃くて大好きですが、今作の嵐もほんと素敵でした。
嵐の運命がどうなるのかかなり心配でしたが、納得行くもので満足です。無性に切ないけど、自然で違和感のないラストでした。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!