昭和元禄落語心中
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昭和元禄落語心中

雲田はるこ

「生きる」ことの意味

2018年8月2日
「生きる」ということの意味をしみじみと考えることのできる作品。
おのれの美学と、他人への憧憬と、愛する世界への焦燥と。
人というのは、自分の意思だけで生きているものではなく、それぞれのそんなものとの絡み合いの中で選び取りながら自分を形作っていくんだな、と、そんなことを思わされました。
消えそうで消えず、今なお愛されている落語の世界をのぞいてみたくなります。
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