愚か者のあいの唄
」のレビュー

愚か者のあいの唄

じゃのめ

ロックな愛と人生

2018年8月26日
よかったです!
人生最悪の状態でゴミ捨て場で倒れたまま歌っていたところを、バンドマンの八千代に拾われた富田富蔵。
富蔵の挙動や送ってる人生がある意味パンクで、先の展開が読めないのが面白いです。
面白いのになんか切ないというか哀愁もある感じです。
ロックバンドもそうですが、アーティスト系がその道を目指す時につきまとってくる様々な壁(外的、内的共に)も描かれていて、ただの恋愛話だけでないのがいいです!
エロもないし王道を求める人向けではありません。
総228ページ。
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