ジュリアにありがとう





2008年12月1日
死にたいわけじゃないけれど、全てを受け入れて生きて行かれるほど強くもなく、
絶望しているくせに、心のどこかで自分や周囲を否定しきれない。
そこから脱出したいと願いながら、どうも上手く行かずに堂々巡り。
そんな、複雑でへなちょこで純で理想を捨てきれない4人の織りなす、涙と鼻水と叫びの人間模様です。
集団自殺を目的に集まった女の子たちがバンド活動と狂った社会構造を通し、人生と死について悩みぬいて答えを出して行きますが、登場人物の性格とコメディタッチの騒動のおかげで、重いテーマの割にはさっくり読めます。
何よりも、もう、全力疾走で後ろ向きに走りつづける彼女たちのひたむきなマイナス思考がむしろ爽やかで、読んだ後、「ダメな私」がなんだか愛しくなるようなお話でした。
そんな気持ちにさせてくれた、ジュリアにありがとう。
絶望しているくせに、心のどこかで自分や周囲を否定しきれない。
そこから脱出したいと願いながら、どうも上手く行かずに堂々巡り。
そんな、複雑でへなちょこで純で理想を捨てきれない4人の織りなす、涙と鼻水と叫びの人間模様です。
集団自殺を目的に集まった女の子たちがバンド活動と狂った社会構造を通し、人生と死について悩みぬいて答えを出して行きますが、登場人物の性格とコメディタッチの騒動のおかげで、重いテーマの割にはさっくり読めます。
何よりも、もう、全力疾走で後ろ向きに走りつづける彼女たちのひたむきなマイナス思考がむしろ爽やかで、読んだ後、「ダメな私」がなんだか愛しくなるようなお話でした。
そんな気持ちにさせてくれた、ジュリアにありがとう。

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