Life 線上の僕ら
」のレビュー

Life 線上の僕ら

常倉三矢

星5じゃ足りない!

ネタバレ
2018年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしいです。BLで二人の生涯まで描き切る話は珍しい。
出会いはゴッコ遊びのアホっぽい。でもとっても可愛い男の子っぽいところにふふっとなりました。
その後、2人は結ばれますが大人になりやがてすれ違い一度は離れてしまう二人。攻のヘタレさにイラっとしますがでもそれは愛し過ぎて怖くなったからという気持ちもわかります。それでも手を離さないで欲しかった。
その後、受は8年も苦しんだのですから。攻も苦しむのですが結果、1人の女性も悲しませてしまいます。
偶然、再会し今度は道を違えず愛し合う2人に安堵しますが今度は老いが彼らに忍び寄ってきます。
そして死が2人を別つ事になりますが全ての描写に無駄がなくストーリーに入りこませていくのは見事です。
今回、半額になっているのを見て(私は定価で買いました)読み返してみたら色褪せず素晴らしかったです。BLで泣いたのはこの本が初めてです。
強くオススメの一冊です。
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