ファインダーの鼓動 ~ファインダーの標的シリーズ(9)【電子限定カバー&初回限定小冊子付版】
やまねあやの
このレビューはネタバレを含みます▼
二年ぶりの新刊。
長編「プレイ イン アビス 」もこれで3冊目。やっと敵対組織が見えてきました。
前の長編「ネイキッド〜」は3冊で完結したので、こちらはその上を行くボリュームある展開に期待が膨らみます。
須藤の後始末がとんでもない展開となり、要塞の様なマンションでの襲撃の後、黒い代議士が消され銃器押収などたぶん世間を賑わせているだろうけど、当の麻見は香港へ秋仁は山寺での隠匿生活という離れ離れの寂しいスタート。
秋仁はすっかりトゲが削ぎ落とされた可愛い男の子に(笑)道寛さんとの時間は秋仁の人誑しらしさが出ていて良かった。
香港の麻見さんは半分寝てましたね〜(笑)鉄壁な男らしさに欠けるのは、やはり秋仁不足だから?しっかりして〜(笑)
そして飛龍!!!!麻見さんと秋仁の為にひと肌脱ぎましたが脱ぎすぎです。初登場時は秋仁を食ったのに今度はそちらですか。全身凶器なのね〜。麻見さんと比べて飛龍は最初の頃から詰めが甘かったけど、ここでもそこを露呈し、麻見と秋仁は絶体絶命のピンチのまま次巻へ〜はぁ…
敵対組織には飛龍やミハエルの様なボス的存在はいるのか気になる。加えてミハエルの今後の行動とチョロチョロしている須藤と坂崎がどんなポジションなのかも。この長編の着地点が想像つきません。見所はそれなりにあったけど二年待った割にはスルリとかわされました。また二年ほど待つんですよね〜待ちますけど根比べですね。
読み切りと小冊子は赤ちゃんと戦隊モノでやまねさんの趣味だそうで、私はちょっと肩すかしを食らいました。
短編の「恋するシリーズ」はもう出ないのかしら?あれも好きだったんだけどご無沙汰ですよね…
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