このレビューはネタバレを含みます▼
ディーンの浮気エピソード。エドのディーン憎しの感情を噴出させたいが為だけに適当に作られたようにしか思えん。
女を刺激しないようにしばらくの間付き合うだけのつもりならシャルルに「良い子で待ってな」くらい言ってから消えればいいし、じゃないなら、シャルルを手放すことを考えてるのかと思えば、そんな様子もない。女に惹かれている様子も、シャルルを手放すことへの葛藤もない。たぶん、自分の目の前でシャルルに言い寄った従兄弟と、自分勝手に運命の恋人面するその姉に腹を立てて、適当に手を出して姉弟を傷つけてやろう、なんて気もあったのかなと思うけど、それはあくまで私の想像ってだけで。作中で書いてある理由は、女が精神的にヤバ目だったから、てだけ。ディーンの性格からいって、それだけでシャルル置いて逃避行って、ないでしょ?モヤモヤする。
数巻前に「俺の体はもうお前にしか反応しない」的なことを言ってる割に、女と濃いめのエッチをしていて、私の中で、ディーンが言ったシャルルへの愛の言葉全部が、その場の雰囲気で言ってるだけの安いものと言う印象に変わってしまった。
シャルルが近くまで迎えに来てるのを電話で聞いて、驚いているのも意味不明。そら来るやろ。じゃなきゃ、どこにおると思てたん?エドの所か?私としては、もうエドの所に帰ったら良いやん、て思ったけど。ディーンからはシャルルをエドに返す気配なんて見られん。ほんじゃ、ディーンはシャルルが一人でどうしてると思ってたん?
最後の「シャルルもディーンも知らないけど、子供が出来ました」ていう一コマって必要?初めの方、ディーンは自分の子供が出来ることにすごい拒否反応見せてたよね?避妊しろよ。てか、そんな一コマ作るくらいなら、ディーンが何を思ってシャルルを置いてきぼりにしたかくらい書いて欲しかった。
ほんで、シャルルが迎えに来たら、あっさり帰るし。意味不明。「次に出会ったら迷わない、お前も、その女も」て言うセリフも意味不明。いや、お前が女に誘われて乗っただけの話やん、なに脅してんねん( ゚д゚)ポカーン。
エドの今後にかかわる重要なエピソードだと思うのだけど、何というか、もう…(−_−;)こんな意味不明な内容だと、ディーンが一気にカッコ悪く見える。