このレビューはネタバレを含みます▼
赤毛で左利きとして生まれただけで家族から疎まれてきた、後に騎士となる少年と。同じく身内からの愛情をまったく受けず病のため陽に当たることすら出来ずに育った…けれど心優しく透明感のある美しい銀髪の公女。この不幸な生い立ちの二人が出会い、互いに心を通いあわせてストーリーが始まります。会えなかった時期が長いせいか、清廉に成長した公女と再会してからの騎士の暴走がツボ。笑 無論、ひたすら公女のことだけを想うが故の、でも抑えきれなかった激情ですけどね。イラストもぴったりですし、丁重に描かれた閨のシーンにも悶絶。王道の純恋愛、裏切りと策略に強引に抱かれながらも悦びを与えられ、ラストはちゃんと心も結ばれて…と、まぁ色々と満足感のあるお勧めの作品です!