被写界深度
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被写界深度

苑生

読後感がとても良い

ネタバレ
2019年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上下巻、するすると一気に読んでしまいました。早川の幼少から思春期に至る描写が、その後の紺野との繋がりまでに説得力を増す効果があるのはもちろん、幼い早川がとても素直でかわいかった。素直だったからとても大きな傷を受けたのも分かる。その傷を紺野に照射してしまったのも仕方ないと思う。そして山下の抱えていた劣等感は早川くん、それなんだよ!と伝えたい気持ちにもなった。あと、紺野の懐の深さがただただかっこいい‼︎どんと構えててそれが良い。こんなの惚れちゃうよ!と謎の共感力を久々に発揮することになったこの作品。出会えて良かった。これからも大切に読ませて頂きます。そして作者さまにはまた新たな作品を発表してくださる日を心待ちにしております!良い作品を読むと心が豊かになりますね(^^)
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