このレビューはネタバレを含みます▼
設定の既出感は否めませんが、デスゲームと化した世界から抜け出すためにラスボスと戦うという場面から始まる主人公最強系の作品。
ですがラスボスを倒すも現実世界には帰還できず、ゲーム時代の設定が生きている500年後の世界に飛ばされてしまいます。
話が進むにつれてゲーム時代の主人公や主人公の身近な人物の事、主人公がいなかった(とされている)500年の事等の情報を収集しながら現実世界への帰還方法を探す、という流れ。
登場人物の周辺状況などしっかり纏めながら話が進むため展開は少し遅めです。
しかし、この作品はそれが良いのかもしれません。
しっかり話に入り込めますし、笑えるところも泣けるところも丁寧に書いてあります。
個人的には5巻大好きです。
登場人物は女性の割合が多いですが主人公は現実世界への帰還が最優先と考えているようなので、ハーレム要素が苦手な方でもスルーできるくらいになっていると思います。
絵は好みが別れるかもしれません。
値段については、自分は全く気にならない位の作品です。
ここ数年読んだ作品の中でも特にお気に入りなのでぜひ完結まで続いて欲しいです。