このレビューはネタバレを含みます▼
成果のためには深夜0時過ぎても仕事、仕事、仕事…、同期には負けたくない、出世競争に燃えに燃えて、身に纏うスーツは高級品、女はアクセサリー…、とエリート人生を突っ走る銀行マンの受けの日常が別世界すぎて、読んでてひたすら楽しい。仕事ができる描写が良すぎてカタルシスさえ感じます。
BL成分も程よくて、自分と同じくらい…いや自分よりデキルんじゃ…?と意識を向ける攻めから「ヤらせろ」と迫られたときに、こいつ俺のこと好きなのか…?「…勝った!」と優越感に浸る受けがアホ可愛いし、ヤられるのは勘弁と逃げをうつのにタイミングを抑えるのがうまい攻めの手練手管により最終的に体から攻略されていくので大変萌えます。エロい。攻めが、別会社の御曹司で、ゆくゆく自分の会社を運営していくためのノウハウを鍛えるために銀行業界にいるという設定もよく練りこまれていて、自社に戻るときに、どうしても受けをつれていきたい、一生を共にしたい、仕事のできるお前がいいんだ、という気待ちが、すっっごく伝わってきました。これ一冊でハッピーエンドですが、攻→→→→←受くらいの恋愛関係で終わっているので、もっともっと恋愛に発展していくだろう二人のこの先を読んでみたいです。