このレビューはネタバレを含みます▼
本編ラスト(35巻完結)のその後と、本編では知り得なかった事実に触れた番外編のお話が描かれています。
読み終わってすぐもう1周始めたくらいに大好きな作品なので、1巻完結とはいえ続きが読めて本当に嬉しい!
その後のみんなの生活ぶりも伝わってきて良かった。安居の犯した罪の代償と苦悩も生々しく描かれていて、読んでて胸が詰まる想いでした。
心の底から初めて見せる反省や後悔の感情、償い。失った物の大きさをどんなに痛感してももう赦されない現実が堪らなく切ないです。
でも正直、秋のチームのお蘭さんとか秋ヲとかも途中まで結構最悪だったよね…と思い出して何だか複雑な気持ちにもなった。
私は安居好きなので可哀相になってしまったけど、でもこの外伝で彼の人間としての精神的な成長をやっと見れて嬉しかったです。
方舟に入ってた子達のその後は結局仄めかす程度の描写しかないので想像で補完かな。
このお話の数年後も見てみたいな~。相変わらずどんな時も安居の味方で、誰よりも安居を理解してるブレない涼くんにもまつりちゃんが出来たし…あの先の未来、安居にも誰か寄り添ってくれる人が出来てればいいな。