このレビューはネタバレを含みます▼
江戸の粋や風情が丁寧に描き込まれ、春画や浮世絵を思わせる美麗なる絵が素晴らしい🌸🌸
童顔で、もちもちむっちり抱き心地のよさそうな体。甘えたで口調も少し子どもっぽい百樹。実は攻めの万次よりも上背があり、たまに馬鹿力を発揮する。 陰間あがりで苦界の水も飲んでいるけれど決して擦れていなくて、深く人を思う気持ちと真っ直ぐな意気地がある。健気受けの百が大好きです🌸
そんなお百に惚れぬいている相方は、元は町火消しの纏持ち。悩殺的な流し目、粋でいなせな伊達男代表みたいな卍。お百と一緒になってからは屈託のない笑顔も出るようになったけれど、ふいと翳りのある表情を見せることがあって、それがまた大層色っぽい🌸🌸
それぞれに辛い過去があり心に傷を抱いていて、出会ったことで互いに救われ癒やされている。そんな二人の色事はまさに『むつみ合う』という感じ。艶なる愛に溢れています🌸