残響
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残響

高橋ツトム

余りにも愚かな逃避行

2019年3月16日
高橋先生作品としては『NeuN』『地雷震』の次に読みました。この二作と比べ、主人公の行動が余りにも浅慮で行き当たりばったり。「なんで後先考えず撃っちゃうんだよ!」と何度思った事か…。でもそれが彼の生き方であり、愛の形なのでしょうね。最後にそれまでの主人公の行いが、強烈な形で反映されるシーンがありますが、それさえも主人公が望んだ事だとすると、やっぱり愚かだとしか言いようがない。でもそんな愚かさを見ていたくなる…そんな不思議な作品でした。
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