鬱ごはん
」のレビュー

鬱ごはん

施川ユウキ

都会の現代小説風の味わい

2019年3月23日
カラーページと第一話が大好きです!アメリカの現代小説風の、空虚でドライなかっこよさ。何か『ファイトクラブ』を思い出しました。全く闘わない主人公ですが。笑。
汚染に対する強迫的な不安、肉を「死体」と呼ぶ執拗さ。あるあるネタ食事漫画に、病みがトッピングされてるのが面白い。食事漫画の流行自体が、味覚の快楽に執着する強迫みたいなものと考えると、収まるべきところに収まった感さえあります。
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