「蝶よ花よ」とそのくちびるで~わたしの家臣が愛をうそぶく~
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「蝶よ花よ」とそのくちびるで~わたしの家臣が愛をうそぶく~

美波はるこ/はるこ

これは

ネタバレ
2019年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悲恋です。
途中から登場した、千代が唯一信頼できる(最初に襲われた2人組と無関係なら。現時点で未回収)葦切とのラブを願ってしまいたくなるほど、政永の信濃家に対する憎悪は深く態度は徹底しています。それ故に千代と結ばれても(騙しているはずの)自分を裏切る事を恐れ冷たい言葉を発したりするのです。
しかも政永は母を一成にとられたのと同様に千代を葦切にとられるのではないかという恐怖も抱いているように見受けられます。
とはいえ読者に政永エンドで納得してもらうには、政永の千代に対する溺愛ぶりやトラウマなどをもっと出していかないとダメでしょう。今のところ単にマザコンの域を出ていないように感じます。葦切の魅力が半端なく主役の政永を凌駕しそうな勢いだからです。
しかしながら凄く面白いので星5つ。
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