SSRのタマゴ
」のレビュー

SSRのタマゴ

月吉

努力家達のアプリゲーム制作現場をみれるが

ネタバレ
2019年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ アプリ制作(キャラ・アイテムデザイン)の裏側がみれる!

のですが、主人公がとてもウザいです。
段々いい味になってくるのですが、しばらくつらいです。

「勇者になりたい!」という子供の頃の夢から、漠然とゲーム制作に携わりたい、絵を描くのが好きと専門学校にいった主人公。
授業で何を学んでたんだ?なんの努力をしてきたんだ?と思うほど未熟。
多分、リアルで現実的な専門学生なんだろうけど、主人公にするには…。初期では主人公自身に余裕がなく、他人の努力を馬鹿にし笑うシーンまである。
徐々に余裕を持ってどんな相手にも「敵やライバル以前に尊敬できる絵描きさん!」と思えるようになるが、それまでがひどい。
余裕を持つようになったきっかけは「努力」。学校ではそれ出来てなかったじゃん?って思うけども、努力の方向性を見出してどんどんじゃんじゃん頑張り、急激に成長していく。
成長しだしてからは自信過剰なウザさはあるが、物事に真摯に向き合おうとしているのでそこまでしんどくはない。

読み終わったあと「よし、わたしも頑張りますか」と自分の仕事にポジティブに向き合えたので、主人公のウザさを乗り切ればポジティブな気持ちにさしてくれる素敵なお話です。
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