ワンルームエンジェル
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ワンルームエンジェル

はらだ

胸がぎゅっとなる

ネタバレ
2019年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ カラーレシピ 、やたももを既読。
狂気や激しい絡みのイメージが強い作家さんだったので、とても意外な今作。
はらだ先生の振り幅の大きさにただただ脱帽です。

読み進めて行く中で天使は天使としてしか受け止めていなかったので、中盤天使の本当の正体を知った時には主人公と同じく愕然としました。

飄々として、純粋で、健気な天使が愛おしい。

2人に幸せになって欲しいと願うものの、天使は現世の存在では無いのでどうにもならない。天使が生き返って〜なんて御都合主義にならない分、この作品は心を打ちます。

生きている間は共にいられなかった2人がラストに再び巡り会えた所は本当に嬉しかった。
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