狼は花の馨り
」のレビュー

狼は花の馨り

りゆま加奈

途中まではすごく好きだった

ネタバレ
2019年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中まではすごく良かった。無垢で本当に可愛い可愛いアルタと誠実なイル。二人で幸せになって欲しいが、二人の立場上苦難があるのは仕方ない。だけど、苦難定番の記憶喪失を投入したにもかかわらずなぜに記憶の戻りを不完全のままにする?記憶は戻らなくても思いは残っている点に価値を見出さなくてはいけない?それじゃなくてもアルタが別人のようになってしまって残念なのに、イルまで記憶が戻らず以前と違ったら、全く別のCPのよう。私が好きだった二人が消えていなくなってしまったようで非常に残念だった。完全に思い出した上で結ばれて離れ離れだった時を完全に取り戻して欲しかった。そして昔みたいに全身で幸せそうに笑うアルタを見たかった。まだなお我慢しなくはいけないアルタ見るのは辛かった。最後の臭わせる程度ではなくたっぷりとやっと手に入れた二人で生きられる日々を描いて欲しかった。残念…。トグト達の話も悪くないが、アルタ達の話が物足りなかったので、ページを奪われた感が否めない。もっともっとアルタ達を描いて欲しかった。
//余談:アルタを女の子にしか見えないとか、少女漫画を読んでるようだったとか言ってるレビューを見た。これは可愛い受の作品あるあるで毎回腹立つ。男性には見えない程に、現実では有り得ない程に、女の子に見える程に、めちゃくちゃ可愛いのに男だというところが醍醐味で最高に良いのに分かっていない。逆にこれが女だったらここまで可愛いと思えんし。そういうBLの立派なジャンルの一つなのに何を言ってるのだろうといつも思う。好き嫌いがあるのは仕方ないがBLじゃないと否定するのはお門違い。ずっと腹立ってきたが今回はアルタを否定されて我慢できず書かせて頂く。
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