このレビューはネタバレを含みます▼
血で血を洗う抗争の時代のイングランドがモデル(国名を変えただけで大体歴史に沿ってるのに何故かメチャクチャ先が気になった)。
史劇は始まった時からすでにネタバレしてるという弱点を補ってあまりあるストーリーテリング。影武者もの(そんなジャンルがあるか知らないが)では『影武者徳川家康』が自分の最高峰なんですがこれも中々の傑作。エリザベス1世が生涯独身だったのは実は男だったから、って実際は愛人けっこういたようですが本作の主人公二人の関係性がいい。あとこの時代最も人々の涙を誘ったジェーン・グレイの人生最後を能動的なものにしたのは個人的にはとても気に入りました。