あおに鳴く
」のレビュー

あおに鳴く

これでもう、「完結」なのですね(涙)

ネタバレ
2019年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さんのレビューを読んでから
決意して読み始めました。
じいちゃん(菊次郎)さんとコウさん(菊)は
あの時代のままだったら紛れもなく「純愛」だった
わけで、、皆さんの仰る「酷いやつ」では
なかったように私は思います。
そのせいで菊次郎さんの奥さんや子供たちには
愛情を持って接することが出来ず
崩壊させてしまったのでしょうが、
まだ成仏出来ていない菊次郎さんの魂を
浄化させるためにコウは一度元の世界に
「戻る」必要があったわけで。。
(タイムスリップも何ありがちなタイムラグ、
時空の歪みズレることなく戻れると
思ってるの?と思ってしまうのは野暮かしら?)

他の方も書いていますが、
私は意味ありげな存在感を醸し出す叔父さんや
パン屋のおばあちゃんは若かりし頃の
コウの存在を、そして司朗のそばにいる「菊」と
同一人物ってことを知っていたのでは?と
(気付いて)思ってしまったら、、、
そこから怖くて怖くて堪らなくなりました。。
(改めて読み返しました!ばあさん初めから
コウの存在に気付いてんだね(怖)!)

ラスト1ページでも司朗とコウの
のんびり過ごしているシーンでも
欲しいじゃないの!という気持ちは
私もすんごくありますが、
あの只々頑なに待ち続けた
じいちゃんの孫の史郎だからこそ
いつまでもコウが戻ってくることを望みながら
あの家で畑で待ち続ける事が出来る、のでは、
するとあのエンディングが
「許せる」又は「アリだなぁ」と
思ってしまうのです。。

いやぁしかし、、、
途中から息が浅くなって(酸素不足)
頭が痛くなりながら後半はそれでも
「まだ終わらないでくれ!」と
本当もう、堪らない気持ちで喉の奥をツーンと
痛くさせながら、、レビューを書いています。。

最高だ、この本は。。
つい長くなってしまいました(失礼)。


後日、コミックスをちゃんと購入しました。
配信と手元のコミックスと両方同じものを
手にしたのは初めてでした。。
改めてページをめくりながら結末を知っているのに
またもや同じところで泣く自分。。
おじいさん、菊五郎さんとコウさんはキスだけ、、
プラトニックな関係のまま一生思い続けていた、、
なんて尊いの!!!

最高すぎてレビューが
ぁあ !!
長くなりすぎる!!

悩まれている方はぜひ!
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