鉄のラインバレル 完全版
」のレビュー

鉄のラインバレル 完全版

清水栄一/下口智裕

熱さと知的さ、ニヒルさが同居

2019年8月1日
なんとなくロボット物が読みたくなって読み始めた。
最初は同ジャンルの主人公としては史上最凶級じゃないかと思うくらいの、早瀬のヤンチャぶりには面食らったが(笑)、たまたま自分の住んでる地域とほぼ同じ街が舞台になっていたりして縁を感じた。
ガンダムファンだったのもあってか登場する味方ロボは概ね好きになれたし、ひいき目なしに見てもよくデザインされたかっこいいロボ・メカたちだったと思う。
行く先々で「まさか」と思うような物語展開もグッドだが、やや話の事情が複雑すぎてついてけない部分もあったのは確か(苦笑)
アニメ化したらR15付きそうな描写もあるので、あまり爽快な戦闘物を求めてる人には向かないかも。
主人公・早瀬は物語の終始、激しく落ち込んで無気力になったりしないといったように、新時代ロボットアクション物の色を見たようにも思う。
お色気は少なめだが、登場する女性キャラは機械の人も含め皆個性的(笑)
当方は毎巻シズナちゃんに鼻息荒くしていたが、終盤でオトコ持ちに・・・(泣)
まぁ相手が相手だし本命だったんだろうし許してやろう。でも髪留めが見つかったらどう説明するんだろ。
みゅうみゅうは自業自得の感もあるが、さすがにちょっと可哀想。・・・・と思うのはそのアイドル的可愛さ故なんだろうなやはり(爆)
読んで一番よかったのはやっぱコレ
「どうしたらいいかじゃない」
「自分がどうしたいかだ!!!」
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