爪先に光路図
」のレビュー

爪先に光路図

青井秋

丸ごと一冊浸れました(^^)v

ネタバレ
2019年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 青井さんの初コミックス。植物・菌類・モフモフと盛りだくさんで、デビューから独自の世界観を確立されていたんですね〜ステキ♪青井さん作品は宮沢賢治や南方熊楠などの偉人を思い出し、青井さんらしい繊細で透明感のある壮大な世界観にどっぷりと浸れました(^^)幸せ♪

1:『表題作』気難しい菌類学者 室田先生と助手バイト大学生の岩井の話。

温室も近隣の山も宝の宝庫でマイナスイオンたっぷりの幻想的な世界◎物知りで寡黙な先生の口から出る自然界の話は、穏やかに雄大に広がる感じがたまらない(笑)岩井くんが落ちちゃうのわかる〜♪タイトルにも納得。同じ物を観て共に喜べる関係は理想的。女子学生の覗き見視点もいい( *´艸`)淡い恋心を菌床に例えるシーンが好き。菌類って植物より動物的だなぁと思うのでワクワクしました。

2:『さかなの体温』魚がちっとも可愛くないのにストーリーに合わせたなんとも言えない浮遊感と息苦しくない水槽の中感に愛があって楽しい◎

3:『八月、夏の底』ごんぎつねの青井さんver.的な愛らしい話◎
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!