ラクダ使いと王子の夜
」のレビュー

ラクダ使いと王子の夜

緒川千世

バランスのとれた短編集

2019年8月16日
作者買い。4作中、1番最初の作品『溺れる魚』がいちばん好き。透明感あって沁みます。
表題作は、単品で読むと緒川作品としてはやや物足りなく感じるものの、その後の2作が兄弟ものと父子もので病みが強めなので、単行本1冊読むに当たってとてもバランスが良いです。
この作者さんの作品は短編でも完成度が高く、1作1作満足感が得られるので大好きです。
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