穏やかな余韻に満たされる





2019年8月21日
どの作品も静かで美しく雰囲気のあるお話。短編なので確かに短いです、その先が読めたらそれはもっといいのかもしれないけれど物足りなさを感じることはなく、こういう作品なのだと満足ができるのです。1冊で四冊分の感動をもらえたことに心が満たされていました。短編の雨のゆめふる(33頁) 美しいく情緒的な作品でどこか抜きんでている感がありました。一冊のうちで一番心に残った作品です。あるドイツ映画をもとにつくられた作品なのですね。その映画も観てみたい。短編不帰の森(16頁)、これも愛の形なのだと魅せられました。Night&Go(28頁)、お話の運びにひかれます。もちろん表題作も。薄青に澄んだ透明感のあるお話に心が喜んでおりました。 作者さんの作品に魅了されています。ありがとう。 2012/全163頁(表題作3話+短編3作品+あとがき)

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ゆきんこ さん
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