このレビューはネタバレを含みます▼
ふと気になって読み始めましたが、好みの作品だったので継続して購入してます。
キナちゃんの懐の深さにまず驚きますが、バックグラウンドに何かあるのだろうと予測がつくので、続きが気になるきっかけになっています。
何より、キナちゃんが非常に筋の通ったしっかりとした大人で、
子供とのふれあった経験が少ないなりに、子供たちそれぞれの人格を認めて、
1人の人として向き合うなど、とにかく魅力的なキャラクター。
現実にはこういう人、(自分も含めて…)なかなかいないなぁと思って。
有里花ちゃんママ(よくいるタイプの人(笑))と冷静に対峙するシーンなどは、
キナちゃんの他人に媚びない芯の強さや、倫理観、頭の良さなどが表現されていて、非常に爽快。
それだけではなく、「の、ような。」4人が心を通わせて行く過程や、
今の社会で現実に起こりうる問題などが描かれていて、
大変読み応えがあり、考えさせられもするけれど、
読後感が暖かい、とても素敵な作品だと思います。