薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~
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薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~

日向夏/倉田三ノ路/しのとうこ

中国文化に明るいのはこっち

ネタバレ
2019年8月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作及びもう一つのコミカライズも読んでいます
私はこちらのコミカライズの方が好きです
原作を元に再編しているので話の流れが自然で読みやすい
また、漫画家さんの過去作が中華ものだったことや、中国へも何度も取材に行っているので舞台装置や小物がしっかりしています
原作から改変されている箇所が多いのですがちゃんと調べて考えて変更したのだなという感じがし、安心して読めます
(1話でドングリ、五倍子などのそばかすの染料を拾っている。パンを花巻に変更。小屋1件とガラス製の金魚鉢の価値が釣り合う世界なので、遊郭でだす酒器をガラス製から陶器製に変更。原作では金魚鉢に模様があるがレンズの役割を果たさなくなるからか省略。ガラス鉢のレンズ効果の例として焼灼止血方にも使われていたとの説明を追加。コウネンどのが亡くなった話では、壬氏が猫猫の話をうわの空で聞く描写があり悲しんでいることが伝わってきた 等)
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