このレビューはネタバレを含みます▼
7巻まで。
ちょっと人を恨みすぎですかね。過労死したのは気の毒ではありますが、別に会社に忠誠心も持ってなさそうな、独身アラフォーのサラリーマンなんて、死ぬ位ならいくらでも会社を辞められる立場じゃないですか。なりたての社会人じゃなく、色々世の中もわかっていて見識も広そうだし、大した趣味もなく仕事ばかりしてたなら貯金も多そうだし、失業手当と相まって、暫くは働かなくても暮らせます。少なくとも登場する異世界の人々の業に比べれば、他人を恨み倒して人間不信になるには弱すぎる理由です。まあ、マンガなんでそれはさておき、転生後に可愛くて強い娘と、強力な杖のサポートを得て、強くて金にも困らない、充分にリア充と言える主人公が、いつまでもウジウジと前世の恨みでいちびっているので、今の所はクソ野郎ですが、主人公に殺されるオークが擬人化して会話するシーンがあったり、フラグがちょこちょこ見え隠れするので、たぶんこの後、何らかのスキルを得て、変わってくれるものと信じて、今は読み続ける事にします。
...で、巻も進んで少し落ち着いたと思ったら、なんだかラスボスチックな変なエルフが出てきて、事態が急展開しています。タイトルからも、もうちょっとほのぼのした展開を想像しましたが、厨二っぽい内容になってきたので、点数を下げて普通評価にします。