読後に響いてくるタイトル





2019年10月22日
作者さん買いです。
どの作品も、登場人物の職業や、暮らし方(生き方?)が丁寧に書かれているところが好きです。
今作はご本人と同じ職業の小説作家さんが主人公だからか、他の作品に増して仕事に対する描写が多く、読み応えがありました。
つぐみさんのお仕事のサクセスストーリーともとれるけれど、決してとんとん拍子なんかではなくて
書きたいことを書いてるのに自信が持てなかったり、恋愛で調子を崩したり、仕事で落ち込んだり…
リアルで興味深かったです。
作中に登場するつぐみさんの作品と、このお話自体がラストのssでぴったりとリンクして
朔太郎さんが「救われた」と感じた意味がわかりました。
朔太郎さんのお爺さまが薄荷味のゼリーに対して仰ったセリフなど、深読みすれば、いろんなところに優しいメッセージを読み取れる気がします。
「おやすみなさい、また明日」という
ドラマチックとは受け取りづらい平和なタイトルが、読み終わったあと、しみじみ心に響いて、また涙がこぼれました。読んでよかったです。
大人になってから挿絵の入った小説を読むことがあまりないからかもしれませんが…文章からイメージする場面と挿絵が噛み合わなくて、いつも少し辛いです
(挿絵の作家さんの絵はいつも素敵だと思います)
人物描写だけでなく、建物、植物、空気感などの表現がこんなに豊かな文章なので、挿絵が無い方がBL小説をあまり読まない方にも勧めやすいです。
電子化するときだけでも、文章のみのバージョンがあればすごく嬉しいなと思いました。
どの作品も、登場人物の職業や、暮らし方(生き方?)が丁寧に書かれているところが好きです。
今作はご本人と同じ職業の小説作家さんが主人公だからか、他の作品に増して仕事に対する描写が多く、読み応えがありました。
つぐみさんのお仕事のサクセスストーリーともとれるけれど、決してとんとん拍子なんかではなくて
書きたいことを書いてるのに自信が持てなかったり、恋愛で調子を崩したり、仕事で落ち込んだり…
リアルで興味深かったです。
作中に登場するつぐみさんの作品と、このお話自体がラストのssでぴったりとリンクして
朔太郎さんが「救われた」と感じた意味がわかりました。
朔太郎さんのお爺さまが薄荷味のゼリーに対して仰ったセリフなど、深読みすれば、いろんなところに優しいメッセージを読み取れる気がします。
「おやすみなさい、また明日」という
ドラマチックとは受け取りづらい平和なタイトルが、読み終わったあと、しみじみ心に響いて、また涙がこぼれました。読んでよかったです。
大人になってから挿絵の入った小説を読むことがあまりないからかもしれませんが…文章からイメージする場面と挿絵が噛み合わなくて、いつも少し辛いです
(挿絵の作家さんの絵はいつも素敵だと思います)
人物描写だけでなく、建物、植物、空気感などの表現がこんなに豊かな文章なので、挿絵が無い方がBL小説をあまり読まない方にも勧めやすいです。
電子化するときだけでも、文章のみのバージョンがあればすごく嬉しいなと思いました。

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