最果てのパラディン
」のレビュー

最果てのパラディン

奥橋睦/柳野かなた/輪くすさが

久々に漫画で泣きました。

ネタバレ
2019年11月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「小説家になろう」発の転生小説が原作の漫画です。
…と言うと、無双、チートスキル持ち、過保護なまでの神の寵愛などを想像しますが、全く違います。

主人公ウィリアムは転生前の記憶を持って生まれ、3人のアンデッドに拾われ、育てられます。
何故自分が転生したのか、この転生にどんな意味や目的があるのか、何故アンデッドに拾われたのか分からないままで、今世は自分への罰なのではないかと、後悔や罪悪感をひっそりと抱えつつも、アンデッドとの不思議な生活を送り、絆や関係性が深まっていきます。
そうして3人のアンデッドと家族として生活しながら、学び、成長し、お互いに救い救われ、赦しを知り、少しずつ色々な謎が解けていき、巣立ち、旅をする物語です。
テンポが良いので中ダルみや飽きは来ず、笑いあり、泣かせるシーンもありで、どんどん引き込まれ、気づいたら久々にボロボロに泣いていました。
旅先でこれからどんな人達と出会い、どんな成長をし、どんな物語が待っているのか、次巻が待ち遠しいです。

ポイントに余裕があるなら、是非とも巣立ち(3巻)まででも、一気読みをオススメします…が、まずとりあえず1巻。
この漫画は"買い"です。
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