このレビューはネタバレを含みます▼
前に少しだけ読んだことがあり、いつか読んでみたいと思ってました。表題作のみ、羅川真里茂先生の美麗な作画は素敵だし、2巻まるまる読むとまるで1個の映画を観終わったような気持ちになります。とても読み応えあり。ゲイであることを隠しながら生きる警察官のケイン×複雑な過去がある儚げで美人なメルのお話。えちシーンはあれど直接的な表現はなし。メルの過去が辛すぎるのとメルが事件や危険に巻き込まれすぎて辛すぎるので、1巻でもケインのお母さんに会うお話なんかは号泣、2巻も辛すぎてみてられなくて号泣。ゲイであることでの葛藤や悩むこと、家族の問題、職場の差別、こんなことあるんだろうなぁとすごくリアルだと思いました。そして、不器用な2人が出会い、幸せだったり、すれ違いが苦しかったり、でも最終的にはお互いに想い合う2人がとても素敵でした。ケインが浮気したり、人が殺されたり暴力表現もあるので、苦手な人はお気をつけて。
メルはケインに出会えてよかった。最後のメルの幸せそうな表情にやっと安堵できました。ストーリー性のあるお話が好きな方におすすめです!