Marchen
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Marchen

琥狗ハヤテ

キャラデザ、設定、"みだら"に滾る…!

2019年11月3日
コートに封印された神獣サキム×孤独な召喚士ギィが、西洋の童話(赤ずきん、人魚姫etc…)の世界を旅するお話。オムニバス形式です。
まず2人のキャラデザが良い!サキムがマッチョなのにうさ耳&うさ尻尾付きで、ギィが金髪&インバネスコート着用。これで滾らない訳がない。
そして、普段は憎まれ口叩き合ってる2人ですが、サキムを使役する代わりに、ギィはサキムの性的なお願いを聞かないといけないって設定も良い。と言っても一方通行ではなく、ちゃんとお互いを想い合ってるのが良かったです。
個人的にツボだったのが、幼少期の出会いから現在に至るまでの、2人の関係性の変化についてのギィのモノローグ。「俺にとってサキムは"家族"になった。…だが俺が年を追うごとに…サキムは…みだらになっていった…」み、みだら…!なんてノスタルジックで生真面目で卑猥な響き…!無垢なギィがベッドに押し倒される描写も相まって、大変色っぽく感じました。
設定も雰囲気もとっても好みの作品でしたが、全体的に物語がそんなに動かないので、読み応えは正直薄いかも。出来れば長編で読みたかったな。☆3.5くらいな印象ですが、キャラデザと設定と"みだら"にやられた自分の趣味嗜好を加味して☆4としました。
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