レビュー
今月(4月1日~4月30日)
レビュー数0件
いいねGET8件
シーモア島


投稿レビュー
-
いずれドラマ化しそうな良作2025年3月10日こんな良作なのに、レビューがまだ2つしかないのが信じ難い!(マイクロ版にはついてるので、そっちで追ってる人が多いのかな?)
同じ会社に勤めるエリートイケメンシンパパとほんわか優しいシンパパのハートフル育児コメディ。BLと少女漫画でご活躍されてる作家さんなだけあって、ブロマンスの描き方がとても上手です。
絵柄のごとく、ストーリーも終始穏やかで優しい空気の作品です。なので刺激はない。そう!刺激がないのに、最後まで読者を飽きさせずに読ませる点が、私が良作だと思う根拠です。
主役二人のやりとりがとにかく可愛いんですよ。
「見てしまったものと戦っている!」「戦わなくていい!俺に聞け!」とかね。
あと子供達が幸せそうなのがいいです。子供のためにパパとダディがちゃんと努力してる姿がいい。そりゃ実際の子育てはこんな上手くいかないよとも思いますが、育児エッセイではないのでね。子供達が幸せな方が、読者もストレスなく読めるので有難いです。
テーマ的にいくらでも広げられそうなお話なので、末長く続いて欲しい作品です。全178p -
執着攻は好きでもしんどくなりたくない人へ2025年2月5日執着攻めの弟にフィーチャーした表紙とタイトルですが、負けないくらい受けの兄も魅力的でした。というかこの作品の肝は受けのキャラだと思う。
誰に対しても優しく、おっとりしていて包容力もある受け。本人無自覚だけど隠れファンは多いので、ルックスも悪くない(はず)。おまけにブラコンとくれば、そりゃ攻めが執着するのも無理はない笑
攻めは表紙とタイトル通り病的執着キャラですが、本人にも葛藤があるのがポイント。兄と弟、両者の心情を深掘っていく中でずーんとなるシーンはありますが、読んでてしんどくはなりませんでした。たぶん受けの包容力のおかげ。(ほんとに)
最後は作家さんの他作品とは毛色の違う終わり方でしたが、切なさと余韻があって私は好きでした。
義兄弟のDomSubモノですが、義兄弟である必要性&DomSubである必要性がしっかりある作品でとても良かったです。
えっちシーンはよりDomSubの醍醐味が感じられますよ!受けの反応が可愛すぎて読み手もDom気分になれます笑
表紙とタイトルを裏切らない執着攻めでしたが、しんどい気持ちにはなりたくない人へ、自信を持ってお薦め出来る作品です。あとがきを読むと、二人の心情の理解が更に深まります。続編を強く希望!
全185p -
親友と異世界転生シちゃいました!?~イケメン霊獣たちに契りを迫られてます~
王道異世界もの、攻めが凄く良い子2022年2月22日世話焼き堅物イケメン攻め×元気で明るい受けの王道異世界コメディ。異世界ものは読んだ事がありませんが、おそらくストーリーは王道中の王道なのではないでしょうか。仲良し幼なじみですがまだ恋仲ではなく、ピュアっピュアです。
この作家さんは他作品もギャグ多めな印象ですが、今作は特にギャグ多め。毎ページと言っても過言ではない程多いです。そこはちょっと好みが分かれるかも?
ただちらっと描かれた攻めの境遇がなかなかハードモードなので、そこが今後物語にどう絡んで来るかで、お話の厚みがぐっと変わって来そうな気がしています。
ちなみに1話はエッチなシーンはほぼないですが、2話はちょっとあります。受けのあそこがぷるんぷるんするのが可愛いかったです笑
それにしても今作は攻めがとても自分好みの子でした。冒頭で受けが「親が勉強しろってうるさいから家帰りたくない」と言うのですが、それに対して親のいない攻めが「親は心配して当然だろうが」と返すんです。何気ない会話ですが、なんだか胸がぎゅっとなりました。良い子に育ちましたね。 -
-
-
良くも悪くも心情の説明が多い2020年11月24日いい話なんですが、全体的に心情を全て台詞で語っているので想像の余白が無いと思いました。良く言えば読者に優しい、でも自分にはちょっと説明過多でストレスに感じ、中盤以降は速読してしまいました。
あとがきを読むと、作者さんがキャラの背景や心情をしっかり考えながら作品を作られた事は伝わって来ます。でもそれにしては蓮己さんのキャラ、最初と最後で変わり過ぎじゃないか?犬飼さんとの交流によって変わったと言うより、そもそもの人格が変わったんじゃないかと思うレベル。最後も「おっリバか?」と期待しましたが、そうじゃない。作者さんの描きたかったものと、自分が欲しかったものが、終始不一致のまま読み終わってしまった感じです。
辛めに書いてしまいましたが、絵も描き慣れてるし、エロもいっぱいあるし、お話もしっかりしてるので、決して悪い作品ではないです。描き下ろしの変態プレイは、本編とテイストがかなり違うので、戸惑われる方もおられるかもしれませんが、自分は結構好きでした。むしろ変態プレイフィーチャーの別作品を描いて下さったら買うのに…(笑)全192P。いいね
0件 -
じりじりにじり寄るようなエロさがたまらん2020年10月24日真面目で一見硬派な大学生×綺麗なお兄さん系飲食店店員。常連客と店員の関係だった2人が、ひょんな事から友達になり、奇妙な関係を深めていく?…お話です。
自分的に今一番続きが気になってる作品なんですが、思いの外レビュー少なくて少し驚き。ページ数の割に値段がお高いのがネックなんでしょうか…。単行本を待ってる方が多いのかな?自分も普段は単行本派なのですが、分冊でも!少々お高くても!配信日に即買いする程ハマってます!(単行本出るかわからないしね…!)
確かにHまでの道のりは最短距離がいいという方には不向きかもしれませんが、この読者をも焦らすようなじりじりにじり寄るようなエロ、刺さる人には刺さるはず。続きが楽しみです! -
-
セクハラ問題の取り扱い方がわりとガチ2020年8月20日上下巻とも読みましたが「さあ物語を要約しなさい」と言われたらちょっと説明に困る内容でした。おそらく主人公達の苦い思い出→再会後のやり直しだけなら素直に良い話だったと思います。が、本作はそこに現実的なセクハラ・パワハラ問題が絡んで来ます。BLあるあるのさらっとした感じではなく、metoo運動や刑事事件云々というわりとガチめな感じで。そういう社会問題を扱うにしては、主人公達の年齢と役職の釣り合いが取れてなかったり、風通しがいいんだか悪いんだかわからない企業風土だったり、ちょいもやる部分が多かったかな…。あとページ調整なのか、後半はページ跨ぎでの顔アップのシーンが多かった気がします。
それでも作者さんが最後まで丁寧に描いたと仰るだけあって、心理描写はきちんとされていました。これだけのボリューム、きっと描ききるのはとても大変だったことでしょう。そこは凄いなと思いました。
非常に高評価なので多くの人にはハマると思いますが、正直絵もお話も自分には最後までハマりませんでした。 -
受けがエロかわ!お話作りが上手!2020年7月9日初めての作家さんですが、お話作りが上手だな〜と思いました。小難しい要素は一切無く、頭を使わずに読めますが、細かい所の台詞や表現が実は緻密に計算されている印象を受けました。(例えば2巻の2人の会話「コーヒーマシン勝手に使ったの、マスターにちゃんと謝らないとね」「そうだね」の一コマから、2人がどういう人間なのか伝わりますよね)作者さんは聡明な方な気がします。
攻めも受けも性格良くて、途中「ん?」となる展開でも、後々種明かしされると、納得というかほっこりしました。特に受けは見た目がエロかわなだけでなく、中身もエロかわなんですよね。なかなか辛い過去持ちなんですが、読み手が落ち込んでしまう暗さはありません。読み進めるにつれどんどん好きになります。攻めもちょっと変わり者だけど、まっすぐでいい奴だし。応援したくなるカップルです。
受け攻め双方にいる当て馬?も、それぞれの役割が明確で構成を助けてるな〜と思いました。
お話は面白爽やか、絵は綺麗、エロはエロい。BLとして全体のバランスが凄くいい。これは良作でしょう!作者さんの他の作品も読んでみたくなりました。上下各75ページで全て表題作。 -
-
作者さんのいつもの感じ、安心感のあるエロ2020年3月13日この作家さんの作品はいくつか読んでますが、どれを読んでも謎の安心感がある気がします。汁気たっぷり&大コマで局部どアップ&変態くさい攻めの台詞&読者のツッコミ待ちのような謎センス…鉄板ですね。派手なHしてる割に汚く見えないのは、絵が清純派で上品だからでしょうか。ギャップが堪らんです。
今作もストーリー自体はそんなに深いものではないですが、エロと作者さん独特のセンスは健在でした。個人的に今回は手書きのSEがツボでした。(挿入した時『ぐぷぅ…』射◯した時『ズプゥ…ゥ…』など)本人達は大真面目なのになんだか笑っちゃいました。
これからも末長く活動して頂きたい作家さんです。丸一冊表題作で全224p。 -
作者さんののびしろを感じる2020年3月13日飄々としたミステリアスな霊×幾度となく性犯罪被害に遭う大学生。作者さんは本作がデビュー作との事です。
素人意見で恐縮ですが、凄くのびしろを感じる作家さんだと思いました。絵、お話、設定、台詞、コマ割りなど粗削りな部分は結構あるものの、じわじわと滲み出るようなエロさを描くのがとても上手です。
特に主人公が痴漢に触られたり、中学時代に誘拐犯達に犯されそうになったシーン。ストーリー的には可哀想な場面なんですが、加害者達の嫌らしい台詞や主人公の反応など、読み手の加虐心をくすぐる見せ方にゾクゾクしました。(誘拐犯が主人公にオ◯ニーショーを強要するくだり良かったです)
この作家さんのじっとりしたエロさ、自分は好きだな〜。それだけにもうちょいお話や設定を詰められてたら…と思います。なので作品自体は☆3〜3.5な印象ですが、エロが自分好みだったのと、今後の期待を込めて☆4としました。丸一冊表題作で全168p。 -
バイオレンス×セクシー×キュート2020年3月3日両先生初めての作家さんですが、もしかして作画の方は女性作家さんですかね?(違ったらすみません)男性誌なので喧嘩や殺し合いのシーンは普通に迫力ありますが、それでいてキャラ達がずーっとかっこよく色っぽいので、女性読者でも読みやすいと思います。(むしろ女性読者の方が多いかも?ファンの男女比が気になる所)
美形率が高く、筋肉美が凄まじいので、一定層の方には色々な意味で目の保養になるかと…。
細かいストーリーはさておき、とにかくバイオレンス&バイオレンスな本作品。主人公はもとより登場人物のほとんどが人を殺める事に何の躊躇いもありません。したがって倫理観や道徳観は脇に置いて読むのをおすすめします。
一応4巻まで読みましたが、仲間集めがひと段落して敵陣に潜入した所です。ここまではお話が面白いというより、キャラ同士の掛け合いや、合間合間に入るコメディパートが面白くて、続きを読んじゃう感じでした。イかれたキャラばっかりですが、みんな愛嬌があるので可愛らしく見えちゃう不思議。
この先も気になる展開ではあるので、また頃合いを見て続きを読もうと思います。いいね
0件 -
いやらしいマネキン~ガチムチスーツ性欲図鑑~【R18コミックス版】
これほんとにデビューコミックス!?2020年2月29日絵めっちゃ上手いし、R18への振り切りっぷりが全く躊躇なさそうなんですが、本当にデビューコミックスですか?ブレーキを踏む気なさ過ぎて圧倒されちゃいました。末恐ろしい作家さんだ…(喜)
エロの系統としてはじわじわ色気が滲み出るエロさではなく、チン◯どーん!ア◯ルどーん!腸内どーん!というダイナミックなエロです。潔い。
一冊の中に表題作、商業デビュー作、投稿作(作者さん人生初の創作BLらしい)が載ってるんですが、投稿作の時点でチン◯の描き方が熟練職人のそれでした。これ見た編集さんはたまげただろうなあ。
どの作品もエロは十二分に味わえたので、ストーリーがもう少し面白いと、なお楽しめそうだなと思いました。まあR18にストーリー性は求めてないと言えば求めてないんですが、一応モノローグでキャラの心情面も描こうとされていてストーリー性を捨ててる訳ではないと思うので、それならちょっと勿体ないかなって感じました。
あと登場人物が皆一癖も二癖もある人達なので、一人くらい普通の人がいるともう少し読みやすいかも?特に受けが3作共好き者のど変態なので、違うタイプの受けも読んでみたかったです。
とは言え、この作品の魅力はR18を全面に出してる点だと思うので、それ目的で買った自分はとっても楽しめました。全198p。 -
お前に抱かれるなんて聞いてない!~ハマった男はAV男優【単行本版/電子限定おまけ付き】
攻めが非常に魅力的!無駄を排除した良作2020年2月25日こういう片方がAV男優モノって、男優側が妙に拗らせてたり、形だけの当て馬男優が出て来たり、どっちかの暗い過去のトラウマが云々…っていう要素が付き物ですが、そういうのを一切排除し、すっきりしたお話になってます。そこに女装プレイ(制服、女性下着)と、ほんのり言葉責め?が肉付けされていて、エロかわきゅんな作品に仕上がっています。
この作品は攻めがAV男優なんですが、最初こそ受けを適当にあしらってるものの、本質はとても落ち着いた性格で、紳士的かつ常識人。読み進めていくうちにどんどん好きになりました。クールで常に余裕があるのに、一瞬出て来た過去話はなかなか切ない…。この過去話は短いながらとても効果的だと思いました。そして肝心のHはムード作りも上手く、ソフトSにリードしてて、さすが本職!と頼もしさを感じました。これは男女問わずモテるでしょう!笑
受けも感情ダダ漏れ系ながら、体も心もエロ可愛く、ふとした表情が色っぽい。でもちゃんと決める所は決める男。ノンケと付き合う事に臆病になってる攻めに対し「心配するな!」とばかりに、正面からどーんとぶつかっていく強さがあります。ここは男らしくて良かった!
全体的にさらっと読めるお話ですが、きちんと心理描写もされてるので、キャラの行動に矛盾が無いのが良いです。デートのくだりなんて、2人共誠実でピュアでほんと可愛い!
キャラやお話、性癖のトータルバランスが非常に良い作品だと思います。(特に女装の描き方はとても上手でした。ちぐはぐ感も良かったし、女性下着を自分で履かせる所から描いてるのも良かった)巻末の攻め出演のAVレビューも面白かったです。
分冊版では既に続きが出てるようなので、2巻も出ますよね?次巻も楽しみにしてます!(1巻はまるっと表題作で全205p) -
「二重人格野郎×40手前EDおっさんかあ…」2020年2月23日「いや流石に守備範囲外だわ〜…」と思いずっと購入を見送って来た作品。それでも高評価なので、クーポン&pt還元で破格になるタイミングで購入しました。結果、これは高評価も肯ける…!面白い!
特にこれって言うテーマも、わかりやすい山場も無いんです。なのにちゃんと読ませる作品になってるのが凄い。キャラが良いのかな?自分は漫画と言えどもサイコ野郎は嫌いですが、それでも攻めのキャラは魅力的だと思いましたし、受けもおっさんながら生娘のように愛らしいと思いました。ちゃちゃ入れる脇役も良かったです。
あと台詞が良いです。ヤ○チンの攻めに対して、受けは結構身持ちが硬いのですが《攻「女よりガード固いっすね」受「男だからな」》っていう台詞に、作者さんのセンスが出てるな〜と思いました。
その身持ちの硬さから、ちょくちょくHシーンはあるものの、ちゃんとした初挿入までなんと4巻!自分は一気読みしたから良いですが、リアルタイムに追って来た方々はよくぞ待ったなと思いました。それでも読者を離さないあたり、作者さんのレベルの高さが窺えます。次巻も楽しみにしてます! -
エロぼくろのAV男優・れん30歳【コミックシーモア限定特典付き】
色んなシチュを楽しめる!幕の内弁当BL2020年2月23日『メスイキ×強制BL』で団地妻のを読んでたのですが、本作を読んで「あれはAVの設定だったんだ!」と知りました(笑)
れんさんシリーズが、引越し業者×団地妻、高校生×保健医、義理の息子(甥っ子)×未亡人、双子×童貞。あとは別キャラで純情部下×ビッチ上司のキン縛もの。最後にリアルれんさんのAV収録前の練習Hです。
いやーこれかなり好きです!絵は独特ですがエロエロしいし、AV設定なので頭空っぽにしてHを堪能出来ます。ストーリー性がある作品も勿論好きですが、こういうサクサクっと様々なシチュを楽しめる、幕の内弁当的なエロ特化の作品もやっぱいいですね。全184p。いいね
0件 -
BLの古典的要素が詰まった作品2020年2月23日10年前失踪した貰い子×大企業の後継者。闇オークション、跡目を巡る骨肉の争い、過去の出来事の復讐、お屋敷にカン禁etc…BLの古典的要素が詰まった作品。原作未読ですが、お話としては王道of王道で悪くないんじゃないかと思います。全体的にご都合主義でサクサク進みますが、良く言えばシンプルで無駄がなく、頭を使わずに読めたかな。
何も悪くない受けがひたすら可哀想な目に遭ってますが、割と早い段階で攻めとの回想が入り「こりゃお互い好き合ってるな」って事がわかるので、あまり心を痛めず読めます(失礼)
絵も少し古い感じは否めませんが、作品に合っていて自分は好きです。様々な職業設定や工夫を凝らしたストーリーの作品が多い昨今、こういうザ・王道の作品も良いもんだなあと思いました。丸一冊表題作で全164p。 -
-
攻めがうーん…?2020年1月18日作者さんの『視線の虜』の絵が耽美で素敵だったので購入しましたが、視線〜に比べると今回は色気はそこまでって感じだったかな。いや色っぽいのは色っぽいんですけど、作者さん比って意味で。(ちゃんとHシーンは有り)
気になったのが攻めのキャラ設定。部下曰く、全てが完璧のエリートイケオジ設定の割に、スーツくたくただし、舞い上がって酔っ払うし、仕事中も色恋でずっと悩んでるから、自分にはどうも仕事出来なさそうなおっさんにしか見えず…。
冒頭のマレーシア行きの辞令も、受けに何て伝えるかで悩んでましたが、無粋な自分は「え、普通に伝えれば良くない?」とか思っちゃいました。(まあウダウダして伝えなかったからこそ、このお話が成立する訳ですが)
「完璧に見えるけど全然完璧じゃない」を表現するのなら、もう少し出来る男な部分も描いて欲しかったかなと感じました。
ただそんな攻めにもグッと来た所はあって、受けを抱きしめながら「君の人生を邪魔したくはない。だけど…惚れ直す事すら許されないのか…!」と未練がましく縋る姿はとても良かったです。
今回は自分にはハマりませんでしたが、絵は綺麗だし、キャラ達の表情が豊かなのはとても良かったです。全171p。 -
裏社会の男×エリート刑事のBLあるある2020年1月5日裏社会の男×エリート刑事というBLあるある設定で、お話もまあスタンダードな感じです。
エリート刑事なのに敵によく捕まったり、簡単にHな事されちゃうのは、警察BLのお決まりなので置いときますが、反社と警察官の逢瀬なら、受けにもう少し緊張感と罪悪感が欲しかったかなと思いました。一応形だけ警戒はしてるんですが、こうも毎回快楽に弱いと、公安の管理職なのに頼りない感が否めない…笑
それでもホテルで攻めに一杯食わせた所は「おお」となりましたが、その直後に詰めが甘くて部下を危険に晒したのは、ちょっと残念だったかな。でも終盤の展開は工夫があって良かったです。
正直ストーリーに深みは無いので☆3.5の印象ですが、割引で買ったのと、メガネ受けが好みでない自分でも普通にエロを楽しめた点を考慮して、☆4にしました。丸一冊表題作で全231p。 -
-
エロいテント!乳首責め多し!2019年12月23日他の方も仰る通り、ただただイケメンがイケメンにエロマッサージされるお話なので、ストーリー性はほぼないです。が!エロマッサージってBLでは何故か少ないので、マッサージものスキーとしてはこんな綺麗な絵でエロマッサージ漫画を読めて眼福でした。
特に良かったのがテントの描写!受けがマッサージを受けるにあたり、布面積の小さい紐パンツを履かされるんですが、アレが立っちゃった時のテントっぷりが非常にエロい…!立ったアレが布を押し上げる事によって、サイドの紐がぴーんと引っ張られて肌から浮いてる描写が、エロポイントをピンズドで抑えてるなあと思いました。また紐パン時だけでなく、普段のボクサーパンツで立った時の絵も、形が生々しくてgoodでした。というかアレに関しては、受けのアレも攻めのアレも良かったです。
あと乳首責めが多いのも高ポイント!舌や指や道具を使って、これでもかと乳首を弄り倒してます。そして下の穴に挿入されてる瞬間の絵もふんだんに描かれてるので、自分的に至れり尽くせりの大変な読者サービスを受けた感覚でした。
筋肉受けが流行っているからか、この作家さんの他作品のキャラに比べると、今作のキャラは幾分か体格がソフトマッチョな気もします。が、決してやり過ぎという訳ではなく、程良く肉感的でマッサージものに最適な体格です。この作家さん、デビュー作から絵が上手でしたが、どんどん上手くエロく巧みになっていかれてて凄いなあと思います。
絵が抜群に綺麗な点、BLでは貴重なエロマッサージものな点、乳首責めが多かった点、エロをこれでもかと描かれてた点、そして全212pでこのお値段は良心的だと思い☆5としました。 -
色んなスポーツエロをサクサク読める2019年12月21日1巻103p(ラグビー、バレー、水泳、野球)・2巻97p(弓道、テニス、陸上、野球)。色んなスポーツのエロを楽しめる短編集。ページ数と話数のバランスからわかる通り、あくまでライトにエロを楽しむ作品集だと思ってるので、ストーリー性云々は置いておきます。
自分は1巻最初のラグビー部のお話が一番好きでした。自分が女性下着モノ好きなのもありますが、攻めの大きな手で受けの股間を鷲掴む描写が良かったです。
水泳部のカップルはプールで致してますが、こういうシチュエーションものは「その水みんな使う…」とか思ってはいけないと自分を戒めました。
2巻の弓道のお話では、師範×門下生が道場で致してますが、「ああっ…」という喘ぎ声のバックに神棚だけ描かれてるコマが、不道徳さを端的に表してて良いと思いました。あと袴を脱がされて道着&足袋のみってエロいなと気付かされました。
絵も話もシンプルなので深さや耽美さは無いですが、読者を焦らさずサクサクエロに突入するので、手早くさくっとエロを読みたい時に良いかも。☆3.5の印象ですが、クーポンで購入したので☆4としました。いいね
0件 -
なんて可愛い人達っ…!面白かったー!!2019年12月7日強面だけど童貞で小心者なヤクザ・颯真×借金返済中の美人デリ◯ルボーイ・あらた。初読み作家さんでしたが、とっても楽しめました!
まず主役2人が凄く可愛い!ヤクザとデリ◯ルではありますが、2人共真面目で誠実で素直なんですよね。これは応援したくなる恋だー。BLは読者が主役をどれだけ愛せるかが重要なファクターだと思ってるんですが、その点で本作は大満足でした!ほんと可愛い!
颯真のお目付役・ハマも茶目っ気のある爺やみたいだし、颯真の弟・元威も良いスパイス役兼ハードル役だったし、とにかくキャラの魅力に溢れた作品でした。
登場人物みんな善人なのが昨今の流行りで、本作も例に漏れずそれな訳ですが、それを踏まえても、やはり心穏やかに読める作品は良いなあと実感。ちゃんとお話に起承転結があるので中弛みする事もなく、着地点も一番良い感じに落ち着いたと思います。コメディとシリアスのバランスが丁度良い按配でした。
表題作の他に短編が一つ、先生×元教え子で既に付き合ってるカップル。ちょいハラハラする展開もありましたが、短いながらもちゃんとまとまっていて、こちらも穏やかな心で読めました。
正直立ち読み時点では、絵があまり好みではなかったのですが、読み終わる頃にはすっかりその事を忘れるくらい、ホクホクさせて頂きました。食わず嫌いせず読んで良かったー!全184ページ。 -
-
ここまで何もないのはある意味斬新2019年11月29日ワイルド系淡白バンドマン×控えめな優等生。試し読みで大人しそうな受けが「僕とセッ◯スしてくれないか」なんてとんでも発言するものだから、どんなドラマチックなお話かと思いましたが180°違いました。当て馬も無ければすれ違いも無く、環境の変化も障害も無い、BL漫画にあるまじき波風の立たなさっぷり…!でもある意味それも新鮮に見えました。心理描写が丁寧なので、平坦過ぎるストーリーの割にあまりつまらなさは感じなかったかな。
気持ちは受け→→→攻めで、一応攻めも受けに溺れていくんですが、最後まで体の関係が前面に出ていて精神的に恋愛恋愛してないので、今ひとつカップル感が薄いように思いました。何なら別に本編があって、そのメインカプの受けの元彼×受けのお話を読んでるような印象でした。これはこれで面白いかも。
完結になってますが、これ続刊ないんですかね?いまいち両片思いのまま終わった感があるので、もうちょい2人の気持ちが通じ合った所も見てみたかった気がします。
☆3.5の印象ですが、割引で買ったので☆4にしました。 -
-
若頭のエロエロボディがたまらん…!!2019年11月12日丸一冊表題作。元弟分×若頭。あらすじは作品紹介まんまなので省略しますが、ヤクザものと言ってもそこまでヘビーではないので読みやすいです。
この作品の魅力の9割は、若頭のエロエロボディといっても過言ではないと思います。黒髪褐色肌&ソフトマッチョなだけでもエロいのに、なんと乳首もプリップリで大きいんですよ!奇形みたいな大きさじゃなく、ちゃんとエロさが際立つサイズで大きいんです。乳首スキーの自分も大満足の乳首でした。
下の穴もキュッとしてて可愛らしく、毛の描き方も良い感じでした。(修正は丁寧な白抜き)
そして行為中、感じやすい体質なのに、寡黙な性格&ヤクザのプライドから、必死に声を抑えようとしてるのがまたいい。ガンガン突かれてもトロットロにされても、一貫して兄貴分・若頭としての姿勢を崩さない所が良かったです。
そんな若頭ですが、自分のエロさには全く気付いておらず、攻めから「男に抱かれるの初めてじゃないんだろ?」と問われ、初めてだと答えてもなかなか信じて貰えません。そのやりとりの中で出た台詞「はしたなくてすまない…」が個人的にぐっと来ました。お上品…!エッチで強面のヤーさんなのに、こういうちょっとした所がお上品…!作者さんは絵も上手ですが、見せ方も上手ですね。
Hシーン自体、本編ではあまり多くはないですが、描き下ろしと電子限定特典で補填されてたので、量としても満足です。
お話が最後駆け足気味だったのが少し残念かな。あとこれは好みですが、後半ヤクザ達が結構ハートフルだったので、もうちょいシビアな感じの方が好きだったかなと思いました。故にお話自体は☆3.5。
とは言え、やはり若頭の体が個人的に今まで見たBLでベスト3に入るエロエロボディで、今後何度も読み返す事が予想される事&クーポンで購入したので☆5にしました。
(なんだかドスケベ丸出しのレビューになってしまって申し訳ないです…) -
ダークで痛々しい、でも生命が輝いてる2019年11月11日北海道警のエース・鬼戸×情報提供ヤクザ・八敷。点数稼ぎの為、情報提供者の八敷と手を組む事になった鬼戸。捜査を進める中で奇妙な連帯感が生まれ、次第に互いを慰め合うようになるが…というお話。
作品紹介の通り闇社会が舞台な為、内容は非常にダークです。指詰め、リンチ、輪カン、殺人、薬物などの描写も容赦ない。(それでもウシ◯マくんが平気な方は大丈夫かと)
登場人物に善人がおらず、例外なくやべー人達です。倫理観?何それ?という世界。でも彼らがなぜそういう人間になったのか背景もしっかり描いてあるので、かなり浮世離れしたキャラ達であってもちゃんと血が通ってました。だから下巻中盤、八敷に対する鬼戸の涙の咆哮はずっしり来るものがありました。50代のおっさんがこんな当たり前の事に焦がれるって切ない…。
八敷の友人・佐伯のエピソードも良かったです。異常でも特別でもない自分、普通の事が出来ない劣等感、自分より下だと思ってた人間に越される屈辱、それを認めたくなくて虚勢を張る姿、くだらない自己顕示欲など…人間の醜い部分が生々しく描写されてます。でもこのエピソードの終わり方は、何とも言えない清々しさがあって良かった。作者さん上手だな〜と思いました。
上下巻通して色んな人の死が身近なお話でしたが、印象としては逆にキャラの生命力を感じる作品だと思いました。 -
美味しいパンとほのぼのヤクザ2019年11月9日偶然入ったパン屋の店主に、初対面のヤクザがレ◯プされる…なかなかぶっ飛んだ始まりですね(笑) 他の方が仰る通り、絵や台詞のミス・ツッコミ所がかなり多いですが、既に指摘されてるのであまり触れないでおきます。
良かった点は、パン屋×ヤクザという珍しい設定と、パンが美味しそうに描かれている所。特にクロワッサンが美味しそうでした。
作者さんが「ヤクザ受けで明るい内容を描きたかった」そうなので、全体的にほのぼのしてました。それも良いんですが、ヤクザパート(特に抗争のシーン)はもうちょい緊張感があったら、日常パートとのアンバランスなギャップがあって面白い化学反応が見れたかも?と思いました。
読み終えた後パン屋に行きたくなる作品でした。いいね
0件 -
-
BL×音楽の一つの形2019年11月7日音楽BLって難しいですよね。殊にクラシック(ピアノ)は門戸が広い割りに奥が深過ぎるので、適当な知識で描くと萎えるし、専門的過ぎると難しくてついていけないしで、地味に難題だろうなと思ってます。そういう中で、表題作はBL漫画としての音楽の描き方が等身大で心地良いな〜と思いました。専門用語はほぼ出て来ないのに、ちゃんと音楽感は伝わって来る。説明が難しいんですが、音楽要素を個で提示するのではなく、ふんわり全体的な雰囲気で伝えてる感じ。たぶん作者さんの画力の高さもあるんでしょうね。良い意味で雰囲気BL感があって良かったです。
惜しむらくは、やはりストーリー。あとがきで作者さんも仰ってましたが、描き切れてない部分や迷走した部分が多いです。(不動産屋や矢野君が出て来た意味…)シンデレラストーリーなのはわかるんですが、それ以外の要素が散漫になってた感が否めませんでした。作品の雰囲気が良いだけにもったいなかったです。
もう一つもスパダリ短編で、こちらは再会モノ。全34pなので特に大きな展開は無いですが、心穏やかに目の保養が出来ます。
表題作も短編もお話は正直☆2.5くらいですが、絵が抜群に綺麗なのと、個人的にBL×音楽の一つの形を目にする事が出来た喜びを加味して☆3にしました。 -
少女漫画のような王道ラブコメ!2019年11月4日ラブコメのド真ん中を行くような作品。絵もコマ割りもストーリーも少女漫画みたいで、程良くコメディ、程良く切なさ、程良くきゅんきゅんがあるので、BL初心者の方にも大変読みやすいと思います。嫌なキャラも展開も無く、良い意味ですらすら読めました。
主人公・西園寺(攻め)が常人離れしたイケメンの割に、うぶで真面目で可愛らしい性格なので好感が持てますが、昴(受け)のキャラもなかなか人間らしくて良かったです。最初本性が見えた時に「微妙に嫌な奴…?」と思いましたが、途中自分が空回った八つ当たりで西園寺に酷い事を言い、後で自己嫌悪してる所とか、曲者のふりして不器用な感じが良かった。
ちょいちょい出てくる西園寺の友達・豊田がかなり良い奴なのも、終始気持ち良く読めた要因の一つかも。
キャラもお話も、可愛く素敵な作品で面白かったです。 -
潜入捜査官あるあるBL2019年11月4日表紙からして完全にエロ10:内容0のつもりで読みました。実際殆どエロエロなんですが、思ってたよりは若干ストーリーがありました。(エロ9:内容1くらい)
基本的にベタな潜入捜査官モノで、主人公捕まる→Hな拷問→救出の繰り返し。その間に上司から主人公へのイチャイチャや、敵勢力との交戦がある感じです。主人公の体型がボディービルダー並みにバッキバキに割れてるので、そこがOKな人はエロエロを楽しめると思います。全体的に乳首責めと拘束プレイが多いのが良かったです。中でも最終話が一番好き。
しかしこの主人公、全裸で喘がされてる姿を何度も同僚に見られてるのに、何食わぬ顔で職場復帰するって凄いな…。 -
ヅラ無し&男体型の女装、でも艶っぽい2019年11月4日昼は爽やかリーマン、夜は美しき女装家の横矢(受け)。一部の人間を除いて女装癖は秘密にしていたが、ある日真面目で堅物な後輩・本堂(攻め)に知られてしまい…というお話。まず驚くべきは、横矢の鋼メンタル。普通後輩に女装バレしたらこの世の終わりとばかりに青褪める所ですが、横矢は「…やらかした」と一言&「お前良い男だな」とキス。つ、強い…!いやその後一応がっつり落ち込んではいるんですが「上司が女装癖なんて可哀想に…」と本堂を気遣ったり、なんか微妙にずれてるのが新鮮で良かったです。
そして何より注目したいのが横矢が醸し出す色気。ウィッグ被らないし、体型骨張ってるし、見た目は完璧男なのに、なーんか艶があって色っぽいんですよね。所々骨格や頭身がおかしい所もあるんですが、それを上回る魅力が、この作家さんの絵にはあるなあと感じます。タイトル通り、横矢の熱っぽく誘う視線、本堂の野生的で欲情した視線等々が上手く表題されていました。
表題作の他に短編2つ入っててどちらも悪くはないんですが、個人的には表題作で丸一冊読みたかったかな。もうちょい長ければ、ストーリー展開もあれこれ出来たと思うので。
番外編は短いながらも、より絵が洗練されてエロさもアップしてて良かったです。 -
エグい設定の割にさらーっと読める2019年11月3日幼少期、孤児院から変質者に引き取られた攻め。変質者に誘拐され、攻めとの"なかよし=性行為"を刷り込まれた受け。解放後、性の認知が歪んだ弟(受け)と"なかよし"するようになった受けの兄。この3人のお話です。
激重な設定の割に、描き方がライトなせいかさらーっと読めちゃいました。出会いこそ歪ですが、再会後はむしろ「これくらいBLでは普通じゃない?」とすら思ってしまいました。(自分がBL読み過ぎて感覚マヒしてるだけかも)
まあ性犯罪被害者2人と被害者家族のお話を、あまり情緒的に描かれてると、胸くそでBLどころじゃ無くなるから、これくらいが良いのかな?よく読むとちゃんと心理描写もされてるんですが、なんだか今ひとつ入って来ませんでした。
☆2.5くらいな印象ですが、割引で買ったので☆3としました。 -
キャラデザ、設定、"みだら"に滾る…!2019年11月3日コートに封印された神獣サキム×孤独な召喚士ギィが、西洋の童話(赤ずきん、人魚姫etc…)の世界を旅するお話。オムニバス形式です。
まず2人のキャラデザが良い!サキムがマッチョなのにうさ耳&うさ尻尾付きで、ギィが金髪&インバネスコート着用。これで滾らない訳がない。
そして、普段は憎まれ口叩き合ってる2人ですが、サキムを使役する代わりに、ギィはサキムの性的なお願いを聞かないといけないって設定も良い。と言っても一方通行ではなく、ちゃんとお互いを想い合ってるのが良かったです。
個人的にツボだったのが、幼少期の出会いから現在に至るまでの、2人の関係性の変化についてのギィのモノローグ。「俺にとってサキムは"家族"になった。…だが俺が年を追うごとに…サキムは…みだらになっていった…」み、みだら…!なんてノスタルジックで生真面目で卑猥な響き…!無垢なギィがベッドに押し倒される描写も相まって、大変色っぽく感じました。
設定も雰囲気もとっても好みの作品でしたが、全体的に物語がそんなに動かないので、読み応えは正直薄いかも。出来れば長編で読みたかったな。☆3.5くらいな印象ですが、キャラデザと設定と"みだら"にやられた自分の趣味嗜好を加味して☆4としました。 -
「すみません!また大きくなります!」2019年11月2日この作家さんは毎回表現が絶妙に変態くさいんですが(褒めてます)、今作は設定が設定だけに変態さが振り切れてて面白かったです。特にツボだったのが手書きのちょっとした台詞。Hシーン、挿入時の攻めの「全部入りましたよ輝明さん…っ」の台詞の脇に、わざわざ小さい文字で「すみませんちょっと出て…っ」って付け足してあったり。結合部のどアップの絵&受けの真面目なモノローグの後ろで、攻めがさりげなく「すみません!また大きくなります!すみません!」って実況してたり。こういうの、もしかしたら作者さんは色気を足す目的書かれてるのかもしれませんが、少なくとも自分は吹き出しました。真似しようと思っても真似出来ない、素晴らしい個性だと思います。
お話は割とスタンダードな感じでしたが、過不足なく綺麗にまとまってます。とにかく最初から最後まで汁っ気が凄まじい。タイトルの「舐め犬」というパワーワードに相応しいべちょべちょぶりでした。 -
ビッチなあの子の言うとおり!【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
とにかくずーっとハイテンション!2019年11月1日絵が綺麗&H多目なので高評価なのはわかるんですが、最初から最後までずーーーっとハイテンションで読むのが疲れました。細かいツッコミ所とかどうでも良くなるくらい、終始テンション高い。こういう系って途中受けの暗い過去が描かれるパターンが多いと思うんですが、それも特に無し。(寧ろそれは新鮮で良かったかも)とにかくずっと明るくハイテンション。
受けがAV男優という事でHシーンは多いですが、エロというよりギャグの延長っぽくてあんまりぐっと来なかったかな…。お話も特に意外性は無いし…。うーん自分はハマりませんでしたが、大人気で続編も出てるので相性の問題だと思います。
正直☆2.5くらいの印象ですが、絵が綺麗なのと半額で購入したので☆3としました。
(妹の花冠&リボンパールネックレスのファッションが「あ〜昔流行ったな〜」と懐かしくなりました笑)いいね
0件 -
-
もっとやってくれて良いのよ…2019年10月28日●灰と薬売り…犬の祟り神×薬師。これが一番良かった。ガチ犬×人間。やってる内に犬が人型化してくけどギリ犬の域を出ないからセーフ。お話も短いながらまとまっていて、ケモ好きとしては楽しめました。
●内緒のイケナイお伽話…三匹の子豚×狼。獣要素は耳と尻尾とアレ位で、後は普通に人間。お漏らしあり。豚のアレってスクリュー状なんだ…。
●腹ペコ吸血鬼…ハンター×吸血鬼。攻めと受け逆の方が好みだったかなあ。アヘ顔多数。
●優しい百足の〜…タイトル通りムカデ×人間。これは無理だったー!途中人型っぽくなるけど、不完全体だから不気味だった。ムカデがリアルにでっかい絵で描かれてるので、驚いて端末落とさないよう注意。
●恋ぞつもりて…幽霊×人間。ほのぼの日常系。
●上手な狐の躾け方…神主×妖狐。妖狐は耳と尻尾だけ獣。エロかわでちょろい妖狐ちゃん。
●シンボルツリー…木×人間。木は人型。メルヘンなお話。ウッドジョーク。
●ホス鬼…ホスト×鬼。鬼ガチ勢のホストと彼に恩返しをしたい鬼のお話。受けの鬼がガチムチ褐色でエロかった。ハートフル。
●タマ猫対ポチ犬…猫×犬。耳と尻尾だけ獣。小柄だけどアレが大きい猫が、奴隷商人の犬を喘がせるお話。最後は犬が改心してハピエン。
●おせっせフレンドパーク…色んな動物×バイトの飼育員。動物は耳と尻尾のみ獣で、フラミンゴに至ってはただの人間。しかも動物園なのになぜか豪華なベッドでヤッてる。受けはロリ顔ロリ体型のビッチでHもエロエロ。
●永遠を結ぶ隻眼…餌係×悪魔。悪魔要素は巻き角と尻尾。ダークなお話で最後はメリバ?
●ねこまたマーキング…猫又×人間。猫又は耳と尻尾だけ獣。お話は普通だけど絵は綺麗でエロも充実。
●おねがいダーリン…魔術師&触手×大学生。魔術師と言っても普通に大学生。お話は普通だけど攻めは綺麗系、受けは可愛い系で良かった。
★人外特集の割に人外要素少な過ぎませんか…。殆どの作品が、人間にケモ耳と尻尾生やした程度だったのが残念。こういう特殊性癖の企画モノはもっと振り切ってくれて良いのにな〜と思いました。(この辺は好みでしょうか…)トータル☆2.5くらいな印象ですが、割引&クーポンで買ったので☆3としました。全326p(うち作品は309p) -
作者さんは凄まじい才能の持ち主だ2019年10月27日ポルノグラファーが成功、インディゴも成功、これら綺麗に終わった作品の続編となれば当然ハードルはとんでもなく高くなるはずですが…この作家さんはやりました。凄いです、この才能。もう天晴れとしか言いようがない。
ポルノとインディゴが割とシリアス多目だったのに対し、今作はコメディ要素がふんだんに盛り込まれてます。加えて別作品「アケミちゃん」の静雄と春子さんも登場するんですが、これがまたぴったりハマる!クロスオーバー大成功です。第3作目で尻すぼみになるどころか、新たな魅力を備えてプレイバックしてくれました。
お話は端的に言って、先生と久住君のその後です。(時系列的にインディゴ→ポルノ→今作→アケミちゃん)ひょんな事から実家を飛び出し、色々あってアケミ家に転がり込んだ先生。久住君とは遠距離恋愛だがお互い相手の気持ちがわからずもだもだしていた。一方の久住君、連絡が取れなくなった先生を心配し、激務の合間を縫って会いに行くが…というお話。
読んでまず思ったのは「先生めっちゃ人間らしくなってる!」笑。いや偏屈なのは相変わらずなんですが、前作・前々作に比べだいぶ情緒的になった気がします。たぶん久住君の影響でしょうね〜。それがなんか良かった。
あと今作は、先生の家族やアケミ親子、城戸が非常に良い役割を果たしています。脇役までちゃんと血が通ってるのが良い。この人達との関わりを通して、先生が人間的に成長していく様が描かれています。
全編通して笑いと共感が充実してますが、そんな中でも切なさや哀愁を忘れないのが、この作家さんの上手い所。先生にとっての城戸の存在や、病院での春子さんの台詞、それに対する先生の台詞も良かった。蒲生田先生も…色んな意味でありがとう。過去から現在、そして未来に繋がる終わり方で、読後感最高でした。多分このシリーズのファンは、読んでがっかりする事は限りなく少ないと思います。(エロはほぼほぼ無いのでそこだけは注意)大団円のフィナーレに相応しい大満足の一冊でした。(全200p最後の最後まで楽しめますよ!) -
火遊びした僕が3000万円返済する方法【単行本版】【シーモア限定おまけ付き】
楽しい!可愛い!ラブコメ!2019年10月25日芸能事務所社長兼ヤクザ×元マネのソープ嬢(嬢?)。いやー面白かった!タイトル通り、元マネが不祥事ペナルティーの借金返済の為ソープで働くお話ですが、内容は明るくまっすぐ王道で健全に面白いです。(もちろんH有り)キャラも非常に魅力的で、社長は野性的な強さ、元マネは精神的な強さがありました。力関係は圧倒的に社長>>>元マネなのに、元マネが非常に懐が広くて何だかんだ逞しいので、結果的に互角になるのが良いですね。更に言うと、社長は不器用だけど一途、元マネは泣き言言いながらも閨狂いの素質ありなのが良い。巻末の描き下ろしでは、このカップルの関係性が非常によく伝わって来て可愛すぎて悶えました。
キャラのデフォルメもとても効果的で可愛かったです。(研修時の「なぜボ◯キを」とか「初◯股ももらっておくか…」が特に好き)
全編通して明るいんですが、決してドタバタしてる訳ではなく、心穏やかに読めて自然と笑みが零れる明るさです。丸一冊表題作ですがストーリーに起承転結がしっかりあり、中弛みする事なくたっぷり楽しめました。続編、もしくはスピンオフがもし出たら絶対買いたいくらい大満足です。 -
作家さんへのリスペクトがある神修正!2019年10月24日7人の人格を持つ多重人格清掃員×スーツアクター青年のお話。解離性同一性障害というセンシティブなテーマですが、あくまでBL漫画として描かれてるので、作品の雰囲気は明るく読みやすい感じです。(もしかしたら当事者の方からすると、軽く見えてしまうかもしれませんが…)
なんと言ってもHがエロい!怒張したアレとか…すごく…原型がわかります。白くて細ーい短冊が気持ち程度に貼り付いてるだけです。「これR18じゃなくていいの?」ってくらい漢気を感じる修正に、作家さんへのリスペクトを感じました。(今後このレーベルは要チェック…!と思ったら既に人気作連発のレーベルでした)
1巻はまだ種が蒔かれた程度なので、色々なキャラ×黒髪平凡受けBLとして、気軽に楽しみながら読めるお話です。しかし作中にありましたが、解離性同一性障害は本人にとって耐えがたい何かがきっかけで発症するそうなので、その何かが明らかになったらまた違う印象を持つかもしれません。
一応2巻で完結の予定だそうですが、脇役の謎の男×精神科医カプがえらくキャラ立たせて描いてあるので、スピンオフ前提なのか?と思ったり。続きを楽しみにしてます! -
若気の至り君×美しきど天然のお話2019年10月24日これだけ美形で、会社のノンケ達や迷子の男児すら魅了しまくる佳乃さんが、本人望んでるのに一度も彼氏いた事ないってあり得るのか?まあ見た目芸術作品っぽいし、ダビデ像見る感覚なのかしら。
それはさておき、今作は日常生活の中で主役2人がぐーるぐる悩み考えまくるお話です。神の視点である読者からすると「もー面倒くさいな、はっきりせいっ!」と一喝したい所ですが、本人達は相手の心理が読めず、必死に己のプライドや無自覚のマイナス思考と戦ってるから仕方ない。というより9割方ロウの若気の至りのせいだよね。モテすぎて自分から好きって言うのに慣れてないから、変に駆け引きして自分が優位に立とうとする。そんなロウの意図に気付かず、ネガティブど天然と謎の行動力を発揮する佳乃さん。ロウがモブ客の重要コメント聞き逃してたら危なかったよ…。なんだかんだあるけど最後はハピエンです。
決してつまらない訳では無いんですが、どうも自分には刺さりませんでした。多分自分的にロウがあんまり魅力的に見えず、なんならバーの店員や会社の先輩の方がかっこよく見えてしまったせい(笑) 素直になったロウと佳乃さんのイチャラブをもっと見たかったかな。
とは言え、特に胸くそ展開も無いし、これだけの高評価なので殆どの方は楽しんで読めるのではないでしょうか。いやー佳乃さん…美しかったです。 -
ほのぼの淡々、だけど仄暗い2019年10月23日正直絵は好みではないですが、実の兄弟モノ好きなので読んでみました。絵から醸し出される雰囲気の如く、ほとんどのシーンはほのぼの淡々としてます。受け(兄)が過剰なビッチで、攻め(弟)が寡黙キャラというのも、BLではそう珍しくはないですね。でも…そんな平凡なお話の中で、唐突に訪れる衝撃がなかなかエグかった。第1話で、兄を痛めつけた酷いモブをボッコボコにする弟、それを他人事のように制止する兄の言葉に「おや?」とは思いましたが、その後読み進めて行って、おお…なかなかヘビーな設定。作品に漂う仄暗さはこれか。遊園地のシーン、本当は楽しい思い出でいっぱいになるはずだった場所なのに…。弟と来た時の兄の眼差しが哀れでなりませんでした。同居の爺ちゃんはそんなに存在感無かったけど、兄弟に対して愛しさと憐れみと諦めの気持ちだったのかな…。兄の性格上、Hシーンはいっぱいありますが、あまりエロさは感じませんでした。兄弟モノは基本的に近親故の葛藤と背徳感が肝だと思ってるんですが、それは平和な環境で自分達の家族を愛し、愛されてるからこそなのだと実感。この兄弟に関しては「もう2人が幸せになってくれればそれで良い」に尽きます。最後は2人で自己完結って感じでしたが、ハピエンで良かったです。
-
職業にリスペクトを持ったお仕事BL2019年10月22日保険会社の営業×調査員というBLではなかなか硬派で渋い設定。とにかくずーっとお仕事してます!作者さんが十分取材されて、その職業にリスペクトの気持ちを持たれた上で描いてるのが伝わって来ました。専門用語だけそれっぽく羅列しているのではなく、キャラ達の言動にちゃんと中身があります。お仕事内容もわかりやすく説明されてるので、良い意味でサクサク読めました。その上で「たとえ嫌われても、好きな人(営業マン)を守る為なら構わない」「好きだからこそ、(調査に私情が入るから)これ以上近づいてはいけない」…なんてロマンチックな要素を会社員という職業から見出すセンス、素晴らしいと思いました(笑)
お仕事感は十分過ぎる程味わえたので、もうちょいラブがあると嬉しかったかな。社内恋愛編とかも読んでみたいです。いいね
0件 -
キューピッドと当て馬を兼ねるパンツ2019年10月22日ラブリクエスト〜が良かったので読んでみました。いやーこの作品も良かった!女性下着はブラではなくパンツがメインです。がっつり男体型×女性下着なのでどう見てもアンバランスなのに、なぜか凄く魅力的に見える不思議。一度だけ登場したブラ姿も、浮いたブラの隙間から乳首をチラ見せしたり、ブラの下から指を差し入れる演出等を盛り込む事で、非常にエロい仕上がりとなっています。女装男子の描き方に関して、この作家さんは特許取って良いくらい上手ですね。BL業界広けれど、パンツがキューピッドと当て馬を兼ねるお話はこの作品だけでは?テーマがテーマなのに、茶化さず大真面目にストーリー展開させる作者さんは流石だな〜と思いました。表題作の他に短編2つ入ってますが、表題作が一番良かったかな。表題作☆5、女装バーの話☆3、結婚式の話☆3.5という印象なので、トータルで考えて☆4としました。
-
cresc.それでも俺のものになる Qpa edition【電子限定描き下ろし漫画付き】
美エロ満載!音楽は添え物くらいに…2019年10月18日初読み作家さんです。オケの指揮者×編集者ってえらく難しい設定に挑戦されたなーと思いながら読み始めましたが、何のことはない。専門知識が無くても成立する医者モノ、刑事モノと同じで、音楽要素を楽しむ作品ではなく、エロとキャラとシチュエーションを楽しむ作品です。もとより「◯だめ」や「◯アノの森」レベルは求めていませんが、折角珍しい設定のお話を描くのなら、曲名や作曲家名だけさらっと載せるのではなく、もうちょっとその分野について調べても良かったのでは?とは思いました。(うーんでも高評価だしBLならこれ位の方が良いのかな…わかりません!笑)絵が綺麗なので全編目の保養になりますが、四六時中ヤッてばかりで心理描写が物足りなく感じました。他にも編集者が取材相手の下調べ無しに取材したり、高校の先輩でちょいちょい揶揄ってくる間柄で一度はその道を同じくしていたのに、顔と名前見ても思い出さなかったり、色々ツッコミ所も満載でした。一巻は攻めが受けに執着する理由もわからないままとにかくヤッてばかりな上、メインカプの他に唐突に脇役カプも出て来てヤリ始めるし「これ何かの続編だった?」と勘違いする程展開が雑でした。二巻以降は違うのかな?随分辛口に書いてしまいましたが、絵が綺麗なのとエロが充実してるのは間違いなく、人気で高評価なのは頷けます。自分的に内容は☆2.5ですが絵が綺麗なのと、割引で買ったので☆3としました。 -
男の子のメイドさん良い!もっと読みたい!2019年10月17日表題作+短編1作。★表題作はメイドのナオがとにかく可愛かったです。足とかガタイとか台詞とかがっつり男だけど、(お仕事とは言え)献身的で家庭的、おまけに攻めの川崎がノンケだからって、初めての行為中男性器をスカートで必死に隠そうとするいじらしさ…。こりゃ川崎がハマるのも無理ない。指名少ないのが不思議。途中ちょっとした試練があるけど、川崎がどんどん男前になって乗り越えてハピエン。これ一冊で読みたいくらい良かったです。続編出ないかな…ナオの女装姿もっと見たいです!
★短編はレストランを舞台に大学生バイト(ノンケ)×オーナー(ゲイ)。同性しかも年の差14歳…まともな大人なら流石に相手の事を思って躊躇しますが、受けがちゃんとそこをわかっていて、相手を冷静に諭している所に好感が持てました。攻めも最初やっぱり考えが甘かったけど、若さ故の勢いも大事だからね!最後はハピエンで良かったです。
★それぞれ3話ずつですが、上手い具合にまとまってて質の高い作品でした。表題作☆5、短編☆4くらいな印象ですが、クーポンで買ったのと、表題作は今後何度も読み返すと思うので☆5としました。 -
丁寧過ぎる心理描写をどう捉えるか2019年10月16日2巻まで読みました。とにかく心理描写が多い!!1〜10のうち、通常のBLが1→3→5…のテンポで描いてるとすると、この作品は1→1.1→1.2…みたいにめっっっっちゃくちゃ丁寧過ぎる程描写してます。それをどう捉えるかで評価は変わって来るかもしれません。正直1巻はタラタラし過ぎて途中辛くなりました。2巻に入ると物語が動き、入り込んで読めたので、むしろうるっとする位でした。でもトータルで見るとやっぱり語り過ぎてて、次読み返す気力が湧かないかな…。作品が、というより体力の問題で。個人的には同作者さん作品なら『拝啓、兄さん様』くらいの描写がちょうど良いです。キャラはリアルなようでリアルじゃないので、「少女漫画の男の子・女の子達」って感じがしました。アオハル感満載で、女性の理想とする高校生像ですかね。印象的には☆3.5ですが、割引時に買ったのと、読んでてうるっと来たのは間違いないので☆4としました。青春群像劇ですが、どことなく社会派っぽさが漂うので、いずれドラマ化or映画化するかも?
いいね
0件 -
キャラが魅力的!長所も短所もひっくるめて2019年10月2日初めての作家さんですが、作者さんはとても繊細で優しい方なのかなあと思いました。というのも、まず主人公の牧野が長所短所含めて凄く良いキャラなんです。学生時代は比較的優秀だったのに、就活失敗して一気に自信を失い、今まで難なく出来てた事も「あれどうやってたんだっけ?」ってなるタイプ。あーいるよねーと思いました。そこそこ頭が良いばかりに、無駄に選択肢が多く浮かんじゃう人。その牧野があらゆる場面でとにかく悶々と悩みまくるんですが、「めんどくさいなお前!」と思う反面、その思考回路が凄く共感出来る内容なので(いや3割くらいはトンデモ思考ですが)、ほんの少し共感性羞恥を覚えつつも応援したくなります。
そして何より攻めの清宮!田舎の頼れる兄ちゃんキャラは数多くいますが、清宮はそれだけじゃないんですよね。基本は大らかで優しくて頼りになるけど、イラついたり傷ついたり弱さを見せたりもする。ある面においては牧野より繊細で女々しかったりもする。だからこそ、清宮が今までずっと抱えてた心の傷を牧野に吐露したシーンは、思わずうるっと来ました。それに対する牧野の返答も、成長と包容力が感じられて良かった。これぞBLの醍醐味!作者さん、人物の掘り下げ力半端ないです。ここまで人の気持ちを考えられる方は、きっと心の優しい方なんだろうな〜と勝手に推察しました(笑)
『部活の後輩に〜』のスピンオフ作品との事ですが、本編を読まずとも200%楽しめました。でもちょこちょこっと本編のメインカプが登場するので、そっちも機会があれば読んでみようと思います。続きが楽しみです! -
う、うすい…2019年9月15日あとがきで作者さんが「大人っぽい話を描きたくて描いた」と仰ってましたが…すみません、どの辺が?と思いました。むしろ一昔前の少女漫画的では…。主人公が他人を思いやってるつもりで、実はずーっと自分中心にしか考えてないし、相手役も何だかキャラ薄いし、当て馬もとってつけたような感じだし、正直内容が薄い…。全219pありましたが、半分でも収まった感が否めません。
『ハッピーエンドの先は』という題名は良かったし、一度ハピエンに落ち着いたカップルのその後に待ち受ける試練というのは、凄く良い着眼点だと思うんです。両親や世間体の問題はBL読者も当然わかりきってる事なので、それ以外の問題を提示出来ると良かったかなあ。もっと深掘り出来たであろう題材なだけに、凄くもったいないと思いました。
お話は☆2ですが、割引で買ったのと絵が爽やかで見やすく綺麗なので☆3としました。 -
これで思慮深い年上攻め初書き!?2019年9月10日病的に歪み息子に依存する義父、大人からちゃんと愛されず重度のファザコンを拗らせる主人公(受け)、図らずも主人公に手を差し伸べる事になるが、自らも重い過去を持つタクシー運転手(攻め)のお話。初めての作家さんですが、人物描写がとても上手だと思いました。特に攻めが素晴らしい!作者さんは思慮深い年上攻めを初書きと仰ってましたが、そうは見えない程魅力的に描かれてました。包容力と弱さの匙加減が絶妙。あと受けの年齢の割に大人びてるように見えて実は拗らせてる感じや、義父の依存と支配と愛憎が複雑に絡んで病んでる具合も良かったです。脇役の店長も癒し系で好きです。
強いて言えば、主人公の周りの大人達がことごとくクズすきて(義父、実母、変態親父達は勿論、モブの大学講師まで…!)、ちょっと現実離れしてる気がしますが、そのせいで攻めや店長の良い大人感が際立ったのでまあ良いかな。
それより最後…!他の方も仰る通りもったいない!あと一話あれば上手くまとまった気がするだけに残念です。でもそこはあとがきで作者さんも悔しがっていたので、あんまり言わないでおきます。
それにしても児童ギャク待が社会問題化してる昨今、こういうテーマの作品は色々制限があると思いますが、試行錯誤の末上手い感じに漫画にされてると感じました。◯アドロップ痴漢を入れるあたり、作者さんは時事に敏い方なのかなあと思ったり。展開的に続編は難しいかもしれませんが、年の差カップルでここまで魅力的なのは貴重ですし、その後のくっついた二人を是非見たいです! -
-
教員モノと研究者モノ2019年8月31日教員モノと研究者モノでいずれもエロオンリー。教員モノはラジオ体操と縄跳びプレイがあるんですが、ラジオ体操の「左右に大きく振る体操」の時に体育ズボンを脱がせて局部が太ももに当たるくらい左右に大きく振らせるのが、なんだか変態じみてて良かったです。
いいね
0件 -
-
タイトルよりあっさり、変態さは無い2019年8月30日タイトルから色々ど変態プレイを想像してたんですが、意外とあっさり爽やかなお話でした。ちょろっと蜂蜜練乳がけお尻の描写(攻めの妄想)があったり、ふんどし型ビキニ着用シーンがあるくらいで、ほとんどは攻めが受けのお尻を触ったり顔を埋めたりって感じです。それでも攻めのお尻愛は伝わってくるのですが、出来ればもう一捻り欲しかったところ。(自分が変態なだけかもしれませんが…)お話はスタンダードな感じなので、BL初心者さんも読みやすいと思います。
いいね
0件 -
設定は面白いけど…2019年8月28日設定は面白いのに、どうも活かしきれてない気がしました。でも制服プレイあるし、遠足や体育祭もあるし、学校要素満載なのに、なんでそう感じるんだろう?…と不思議でしたが、原因はキャラの顔かなあと。年齢の描き分けがあまりされてなくて、先生も受けも高校生もみんな同じ歳くらいに見えます。受けが特別に若いのなら、もう少し先生の顔を大人っぽくするか、受けの顔を幼い感じにした方が、より設定が活かされたかなと、素人意見ですが思いました。あと他の方も仰るように受けが言うほどクズではないので、受けが自分をクズ呼ばわりする度に「そんなに卑下せんでも…」と思っちゃいました。
-
-
義兄弟のヤンデレ弟×素直な兄2019年8月28日半額セールで購入。義兄弟のヤンデレ弟×素直な兄。途中当て馬が登場しますが、全体的によくあるお話かなあ。何度かHシーンもありますが、自分的にはあまりエロさは感じませんでした…。全79ページなので全体的にあっさりしてますが、ちゃんとまとまってはいます。
いいね
0件 -
無垢な男の子が徐々にHになっていくお話2019年8月27日帰省先の従兄弟のかっこいいお兄さん×うぶで純粋な男の子。精通してない事がコンプレックスの受けが攻めに相談し、自◯を手伝って貰った事がきっかけで、次第に体を開発されていき…というお話。親族関係な上、受けの子がショタと青年の中間くらいの見た目なので、禁断感があって良いです。あと互いの気持ちを確認した後の2人の台詞、≪攻「…どうしよう」受「ど、どうしよう…」≫という台詞も未熟な感じが出てて良かった。7〜8割エッチしてるので、正直ストーリー性はあまりないですが、ひと夏の間に無垢な受けが徐々にエッチになっていき、帰る頃には色気を醸し出すようになるところにムラムラしました(笑)
-
台詞をじっくり味わいながら読みたい作品2019年8月25日ポルノグラファーも良作ですが、こちらの作品の方が私は好きでした。スピンオフなので読む前から2人の行く末を知ってるだけに切なさが半端ない…。何より良かったのは蒲生田先生!この作品の重要なキーマンなのですが、紡がれる言葉の深みが凄い。特に終盤にかけての病院のシーンはボロボロ泣きました。是非ぱーっと流し読みせず、じっくり台詞を味わいながら読んで頂きたいです。最後のタクシー車内のシーンも余韻があって素晴らしかった。作者さんは本当に聡明でセンスの良い方なんだなあと思いました。ちなみに自分はポルノ(ドラマ)→インディゴ(本)→ポルノ(本)→インディゴ(ドラマ)という謎の順番で読みました(笑)
いいね
0件 -
大大大ファンや興奮冷めやらぬ方向け2019年8月24日憂鬱の朝はBL史に残る傑作だと思いますが、イラストやドラマCDレポ、声優さんのインタビュー等はあまり興味が無かったので見送って来たこの作品。割引キャンペーン&半額クーポンを使えるタイミングで買いました。イラストは本当に素敵です。ペーパー等の漫画もクスッと笑えたり、キャラ(主に桂木)のちょっと可愛い一面が見れたり、微笑ましいものが多かったです。でも元値を考えると、やっぱイラスト集は紙で買ってこそかな…と思いました。自分は破格の値段で買えたからまあまあ満足の☆4ですが、電子で元値のままでも読んだとしても同じ評価か?と聞かれるとうーん…という感じ。でも憂鬱の朝の大大大ファンや、本編を読み終えて興奮冷めやらぬ方は、また違った感想を持たれる事でしょう。自分も本編を読んでだいぶ経ちますが、やっぱり良い漫画だったなと再確認出来たので。もう一度憂鬱の朝を読み返したくなりました。
いいね
0件 -
【電子版特典付】アンダーグラウンドホテル~CROSS OVER~【単行本版】
久々のソード×セン!エリーは罪な男よ…2019年8月23日シリーズ第4弾。ソード×セン、エリー×ロニー、モビィ×ロニーのお話。ここまで来た方は恐らく過去作は既読であると推察します。ソード×センの現在と、ロニーの回想を中心にお話は進みます。エリーが脱獄する為にロニーの恋心を利用するのですが、それに対するロニーの独白が良かった。「犯罪者の中には酷く魅力的な人もいて、彼らはそれを武器に獲物を毒牙にかける。伯父さんはその犠牲者だ。だから僕は用心していたのに…」わかる…エリー魅力的だもんね。変装の為に美しい黒髪をカラーリングして短髪にしちゃったのが残念だけど(泣) ソードとセンは刑務所時代のドキドキヒヤヒヤ感が無くなり、普通に相思相愛ラブラブカップルやってます。でもこれから波乱がありそうな予感…?続きが待ち遠しいです! -
-
これは良い三角(ある意味四角?)関係!2019年8月22日シリーズ第2弾。第1弾を未読でも大丈夫ですが読んでると更に楽しめると思います。第1弾では当て馬ポジだったノーマン、2代目シャットコール(囚人のボス)のエリー、ノーマンの命を何度も救う心優しき医師ヴァンのお話です。刑務所内の話なので基本的に血生臭いですが、第1弾よりも主人公の性格が繊細で複雑な分、センチメンタルな内容になってます。あとノーマンの髪が伸びたせいか、色気が第1弾よりアップしてます(笑)普段特に三角関係が好きな訳ではないのですが、この三角関係は非常に良き良き!(亡きウィルを含めると四角?)終わり方も切なくて良かったです。
-
刑務所モノではトップクラスの面白さ!2019年8月22日刑務所が舞台のBLと言えば英田先生&高階先生の『デッドロック』がありますが、それに匹敵するくらい面白かったです!デッドロックはクライムサスペンスですが、こちらは囚人達の愛憎入り混じった人間模様を描いています。セッ◯スとボードゲームくらいしか娯楽の無い刑務所なので終始ヤってばかりですが、刻一刻と変わる囚人達の微妙な気持ちの変化が上手く表現されているので、全く飽きません。メインカプがそれぞれ他のモブとヤってる描写が多々あるので、苦手な人は注意かもしれません。でもハマる人はハマると思います。私は上下巻を読んで関連作品を一気買いしてしまいました!上巻354ページ、下巻346ページ。他の方も書いてますが、関連作品を含め刊行順は、本作上下巻→kiss&kill→last dinner→crossoverです。この他にkiss&kill〜crossoverまでをまとめた新章豪華版もあるようです。
-
秘密はキスで暴かれる Qpa edition 【電子限定特典付き】
ちょっとご都合主義すぎるかなあ…2019年8月12日トップAV男優の大学生×美人系インテリED大学生のお話。これだけの人気作で軒並み高評価なので、おそらく多くの人にはハマるのだと思います。ただ自分にはちょっとハマりませんでした。全体的にご都合主義過ぎるかなあ…。まず女性誌で特集組まれるレベルのトップAV男優が同級生にいたら校内で速攻身バレするだろうに、3巻時点で不思議なくらいバレてないのが謎です。(今後バレるのかな?)他にも受けの研究室の講師が実は元カノのいとこだったり、モブのおっぱい女性講師が実は当て馬の元家庭教師だったり、いくらなんでも世間狭すぎでしょー。あと受けも攻めも基本は「俺」呼びなのに時々「俺様」と呼ぶのが何とも言えぬ脱力感…。それにどいつもこいつも人の家にズカズカ無断であがり過ぎ!…もう粗探しのようで申し訳ないのですが、そういう細かい所でうーん…となってあまり入り込めませんでした。正直作品自体は☆2.5ですが、割引で買ったのと、おまけページで本作を他社に移籍させるにあたって作者さんが相当ご苦労なされた事を知って☆3としました。 -
なんだかシュールだった2019年8月7日この先生はシュールなのが持ち味なのですかね?試し読みで、ギャグは多いもののしっとり耽美な作品かと思いましたが予想と随分違いました。お話は、自己愛強い攻めが、自分に無関心な受けを屈服させたい主従モノ(一応愛はあります)。台詞上はそれっぽい描写が全面的に出てるのですが、攻めも受けも微妙に浮世離れしてるせいか「え、ここでそうなる?」という所がちらほらありました。Hシーンも多い割にあんまりエロくなかったかな…。正直☆2.5くらいの印象ですが、割引で買ったので☆3にしました。うーん…でもこれだけ高評価なので相性の問題だと思います!
-
2作品とも兄貴的イケメン×ツンデレ美人2019年8月7日同じ職場のリーマンモノ2cp入ってますが、どちらも兄貴的イケメン×ツンデレ美人なので片方が激しく嫌!って人は少ないんじゃないかな。レトロな美麗絵とギャグありエロありのお話が、不思議とマッチしてて面白かったです。そこまでストーリー性が濃い訳じゃないので、気軽に楽しいBL読みたい時におすすめ。どちらも楽しめましたが、1cp目は何だかんだ素直で可愛いカップル、2cp目はそこにほんのミクロ単位ですが作者さんお得意の闇エッセンス(精神的SM?)が入ってて良かったです。(2cp目のHシーンで受けが他の男を匂わせ発言した時、それまでヘラヘラ冗談言ってた攻めが一変して「俺に嫉妬させたいだけならやめとけよ。本当だったら、二度と優しく抱けないから」っていうのが良かった!)全173pで2作品入ってた割に、両方とももう終わり?感が無いので、気持ち良く読み終えられました。続編(特に2cp目)あれば買います!
いいね
0件 -
攻めは飼い主!受けは任侠猫!2019年8月6日あらすじや他の方のレビューにある通り、飼い主×猫なのでお間違いの無きように…。猫あるあるが詰まったハートフルコメディです。可愛いし笑えるし優しい気持ちになれます。導入部こそ少し変化球気味ですが、お話の展開は王道で、全体的にとてもバランスの良い作品です。脇役の獣医やその飼い犬マルが、登場シーン少ない割に魅力的に描かれているので、スピンオフを想定されてるのかなと思いました。BL色がそこまで強くないから普通にドラマ化出来そうです。Hシーンもありますが結構あっさりしてて汁っ気もないので、BL読み始めの方にもおすすめです。
いいね
0件 -
アンドロイドものとしては斬新…!2019年8月2日愛を知らず恋愛にうんざりしていた主人公が、恋愛シミュレーション型アンドロイドとの交流を通して、本物の愛を知っていく。しかしその恋は期限付きで…というお話。こう書くと王道な気もしますが、アンドロイドものとしては結構設定がふわっとしてます。(家事や仕事は出来るしお風呂にも入るけど、性的機能が無いのでセッ◯スは出来ない。でもフェ◯や愛撫は出来る、とか笑)終わり方も、大体こういうのは、アンドロイドが科学や医学の力で人間になって再会エンドor残された人間が思い出を大切に生きていくエンドが定番かと思いますが、いずれでもないっていうね!うーん斬新!本人達が幸せそうなので一応ハピエンではありますが、BL脳的には「これはほんとにハピエンなのか…?」と結構モヤりました。まあでも書き下ろしまで読むと、ある程度心の着地点は見出せたかな…。正直お話は☆3ですが、絵が抜群に綺麗なのと(清楚な絵なのにHシーンはしっかりエロい!)、あとがきで作者さんと担当さんのエピソードがなんだか凄く良かったので☆4としました。
-
心理描写が巧みだからこそモヤる2019年7月20日この作者さんはいつも心理描写が巧みですね。言葉選びのセンスも良いので毎回凄いなあと感心しています。だからこそ、今回は登場人物を好きになりきれなかったです。主人公(攻)は鈴木太郎という平凡な名前に悩みこそすれ、BLでは割といるタイプなので普通。でも最後ちゃんと成長するので良いです。受けは元カノに未練たらったらで顔くらいしか魅力が無いですが、ある意味終盤までたらったらなのが一貫してるのでまあ良いです。問題は姉…お互い承知の上だとしても、婚約期間中に浮気して振った相手に「あなたは私の大切な思い出」って…凄い事言うな〜とちょっと引きました。悪女キャラならわかるんですが、描かれ方からするとどこにでもいる普通の可愛いお嬢さんって感じだったので…。姉だけが悪いのではなく、行動しなかった受けも悪いんですけどね。(一番気の毒なのは空気の旦那ですが)思えばこの姉弟の父親も、幼少の息子に対して姉を引き合いにして「お前は頑張る必要ない。お前みたいなのはいくらでもいる」とか酷い事言ってたなあ。その父親も後半では何となく良い人感出して描かれてましたが。完全な善人なんていない、だからこそBLジャンルにしてはリアルな人間像が描かれていると思います。でもね、私はBLが読みたかったんだ…!「もともと特別なオンリーワン」というお話でしたが、キャラの魅力においてオンリーワン感があまり無かったなと思いました。
-
実の兄弟BLではかなり上位の作品!2019年7月15日値引きだったので気軽に買いましたが、予想を上回る良作でした!これ実の兄弟モノではかなり上位の作品なんじゃないかな?可愛くて素直な弟と、クールで落ち着いてて何を考えてるのかわからない兄。兄の帰郷をきっかけに弟目線でお話は淡々と進んでいきます。久々の再会&お互い想いを秘めている者同士、田舎の家に二人っきりでいる緊張感、ドキドキ感がよく伝わって来ました。互いの想いを確認した後、弟の「せめてどっちか女だったら…」台詞に対し、兄が「…そしたら、さすがに俺でももう二度とこっちには戻らない。お前が嫁に行くまで」という台詞がなんか良かった。普段「兄弟BLは背徳感が肝!」と思っているのですが、この作品はそこまで背徳感は感じませんでした。それでも高評価です。兄弟で愛し合うのはいけない事と認識しながらも、2人がそこまで罪悪感を持ってないので、暗くなりすぎずほんわかした気持ちで読めました。続編あったら読みたいくらい素敵な作品でした!(※最初ここに他の作品のレビューを間違えて書いてました!参考にされた方申し訳ないです!)
-
作者さんのこだわりに対してページ数が…2019年7月14日キャラ設定もお話も作り込まれてます。絵も綺麗で、終盤のバーレスクの見開き絵は大音響が聴こえてきそうなくらい迫力がありました。それだけに…作者さんのこだわりに対して、明らかにページ数が足りていません。次々と場面が変わるので目が忙しい。2巻に分けて読みたかったかも。あと素人意見ですみませんが、心理描写が細か過ぎる気がします。(例えば攻めの誕生日を2人きりで祝うシーン。『帰り道にスーパーで夜食の食材を爆買いした。俺も楓くんも緊張してる』と攻めのモノローグがありますが、絵を見れば全てわかる情報なので不要かなあと)もう少し読者に投げて良いのでは?本当偉そうにすみません…。細部にわたるこだわりは凄く感じるので、もう少し読みやすい形態で読めたらもっと楽しめたかなと思います。
-