リウーを待ちながら
」のレビュー

リウーを待ちながら

朱戸アオ

作品のトーンが秀逸

2019年11月14日
パンデミックという、普通に扱えばパニックもの、あるいはSFチックになりがちなテーマを、淡々としたトーンで描いた名作。ペストについての知識が増えるのを期待して読み始めたが、死に向き合う人々の内省する姿が詩的に描かれていることに引き込まれた。超名作と言っていいと思う。
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