アンパーフェクト・ティーチャー
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アンパーフェクト・ティーチャー

小夏うみれ

極上の誘い受け

ネタバレ
2019年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誘い受けは特別好きではないのですが、この作品の誘い受けは素敵です。「こんなに色っぽくてかわいかったらおそっちゃうよな」と思わず納得の受、設楽先生。わがまま言ったりつれなくしてみたりするときの表情がたまらないです。

攻の松山の成長がテーマのひとつなのでしょうが、松山を通した設楽の成長物語のような気がしてなりません。松山が塾講師になったきっかけのくだりは不意討ちで、少し泣きそうになりました。

美人な受とまっすぐな攻を楽しむライトなBL、のはずが、ちょいちょい顔を出す主人公ふたりの不器用さが読み手の気持ちを引っ掻く、不思議な読後感の作品でした。
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