蝶と花の関係性【電子限定特典付き】
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蝶と花の関係性【電子限定特典付き】

akabeko

是非、続きが欲しいです!!

ネタバレ
2019年11月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前、
違う作品を読んでいて他の作品も気になっていたので、購入。

お気に入りになってしまった!!

最初は蝶野さんが何故、
花田さんの本質を見抜けたのか少し謎で、
1巻のセリフがずっと気になっていました。
(自分はSではないとか、女王様の件とか。)


2巻目で蝶野さんの過去編を読み、
刺青だったりそれ以外のセリフだったり、
やっとあの時のセリフの意味が分かりました。
過去編は、いろんな意味で、切なくなりました。
(私的には、
過去編のおじさんが最初のアイスを買ってきた時には、蝶野さんの本質をその時には感じていたが、まだ子供だったのもあり、気にしなかった。

しかし母親が亡くなり、
大人になっていく蝶野さんから自分よりも格が違うSのオーラを感じてマウンティングのため刺青を入れさせた。

でもそれは自分にはないSの恐怖からで、
最後の日にはもう耐えきれない状態になり、
一片を管理していたのはなく、
俺自身がずっと一片に管理されていたこと、
そのまま一緒にいれば自分はSではなくなってしまう自分から、逃げることを選んだ。のかなと。

そしておじさんの最後のセリフは、
一片の母親に許可を出してやることが出来なかった自分には、一片に対して、そうする事もそうさせてやる事も出来ない。

だがこの先、
今日迄のことや自分が天性のSであることなどを悩み抱えて生きていくであろうと思い、

もしこの先一片に好きな人が出来て、
過去の自分を引っくるめて愛してくれる人が出来たら、
自分のような誤ちを踏まないようにという父性愛からか、父親ではないが最後に父親らしい事をしてやりたかったのかなと。)

しかも、幼少期から青年期の頃のトラウマからか、
自分が天性のSということを理解していないというところ、そして花田さんによっていろんなことに気付いて変化していく蝶野さんが、なんとも良かったです!!

花田さんの純粋な可愛さや鈍感なのかと思えば、偶に蝶野さんの変化を察知したりなところも良かったです。

今は違う連載をされてますが、一緒に住み始めた二人や旅行に行った二人、おじさんと二人で会いに行ったりなど、続きが読みたいです。
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