このレビューはネタバレを含みます▼
最初は嫌なモラハラ野郎として登場した慎ニが、実はこじらせ男でいじらしい程に凪を慕っている…という展開で慎ニに肯定的なレビューが多いけど、あれと結婚だけはしちゃダメだよ~
モラハラ気質は治らない、息するようにごく自然に人の尊厳傷つけるから。本人がいくら治そうと努力してても根本がそうだからすぐ本性に還っちゃうんだよ。
「自分の事好きでいてくれるんだからこれぐらい」とか思って我慢しても何年も持たない。離婚まっしぐらですよ。
あと、育児中の自分としては凪の毒母の事が気になります。子育てしてたら「頼むから空気読んでよ!」と子供に言いたい瞬間は腐るほどある。こっちはこれほどに身も心も時間も体力も睡眠時間さえ、何もかも子供の為に捧げて心身ヘトヘトなのに、まだ足りないの?!どれだけ求めてくるの?!なんであと1分待ってくれたら抱っこ出来るのに待てない?!何でそれだけの事でここまで喚き散らして泣かれなきゃならないの??とかね。
そしてたまたま子供の気質が空気読んでしまうタチで、自分が死ぬほど忙しいシングルマザーだったら、それに寄りかかってしまわない人間が果たしているだろうかと思わずにはいられない
凪の母親も6巻現在では救いようの無い毒親として描かれているけれど、そこに至るまでの葛藤が無かったとは限らない。
自分の育て方、子供への接し方はこれでいいのだろうかと欠片も悩まない親が本当にいるだろうか、今後そこら辺が描かれて行くといいなと思います