凪のお暇
」のレビュー

凪のお暇

コナリミサト

ドラマを見たあとではまた違う

ネタバレ
2019年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドラマ前に1巻を読んで、その後円ちゃん登場まで読みました。

絵柄がレトロでとっつきにくいことを除けば本当にハマります、そのうちこの絵柄もくせになってきます。

空気を読んで周りに合わせることに必死になり生きづらさを感じているのは私もよくあることですが、主人公の凪の様にあんなに勢い良く断捨離して人生リセットは出来ない。だからこそ自分がやりたいけど出来ない、なれないifの姿として感情移入してしまうのかと思います。移入し過ぎて途中居たたまれなくなったり読むのが辛くなったりしました。

勿論全てをまっさらに出来たわけではなく、慎二や母といった過去の様々な傷やしがらみ、そして自分が気づかなかった己の歪みと対峙していくことになる訳ですが、凹んだり失敗したりしながらも少しづつ成長して、何とか向き合っていこうとする凪を本当に応援したくなります。

後はサブキャラ達もとてもユニークで面白いです。
コナリさんはキャラもなんですが、明文化し辛い感情や空気の変化をサラッと描写するのがとても上手い方だなぁと思いました。
まだ途中なんですが、傍から見たら八方美人のぶりっ子で嫌なキャラである円ちゃんの内面も凄く分かりやすく、魅力的に描かれていて凪とどちらを応援すればいいか迷いました(笑)とにかく続きが気になります!
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!