妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~
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妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~

橘ちなつ

うーん

ネタバレ
2019年12月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は妊娠中からここまで極端な不安や症状は無かったので、本当の意味では理解できないからこそ興味深く読ませてもらってます。
病気になるとこんなに辛いのですね。自分の意思とは関係なく足が勝手に動くなんて疲れるし恐怖だよなぁ。
ただ、1巻でお腹の赤ちゃんに「早く出てって、私一人の体にして」ってそれって出産=痛いじゃん……それはいいの?というか叫ぶほどの状態になるなら何故子どもを欲しがった?と思ったし、2巻で医師から言われる「考え方が幼い」という言葉や態度、冷たく感じるけど「確かに幼いなぁ」「傷付く言葉かもしれないけど、嘘を言われてるわけじゃないんだよなぁ」とも思いました。
作者さんもそれは理解した上で描写してるのを感じてるので、心身ともに、立ち直らせてくれる日が既に来ているか、これから来ればいいなぁと願います。
絵も嫌いではないけれど、最初に書いたとおり私自身がここまでなる経験が無いからか、やっぱり共感はできず「ここまでになるなら子どもを望むべきじゃなかったのに。命なのに。やっぱりいらない、は出来ないことなのに」という考えが勝ってしまってこの評価です。
ですが、知らない世界を知るという意味で新刊が出たらまた購入しようかなとは思います。
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