イヌジニン ―犬神人― [電子新装版]
」のレビュー

イヌジニン ―犬神人― [電子新装版]

室井大資

闇に引き込まれる緊張感を感じる

2020年1月1日
「レイリ」を読み、同じ作者の作品を探していてこの作品を知りました。人の生き死に、悪意に無邪気、性に翻弄され、救いが見えない運命でも、誰かが垣間見た生の痕跡をたぐることでわずかな光明が見えることもある。ハッピーエンドにはならないけど、近くに存在しながらも見えない闇に人間の愚かさと強さを感じた。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!