北北西に曇と往け
」のレビュー

北北西に曇と往け

入江亜季

気持ちの良い自然描写だけではない。

ネタバレ
2020年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 行ったことのないアイスランドの風の冷たさ、地面に苔が生い茂る様子、空が美しく澄んでいる様子、アイスランドの自然がいかに壮大で美しいかが白黒の絵や言葉から伝わります。

始めはそんな自然描写の美しさに浸りながら読んでいましたが、読み進めていくと主人公やその家族の持つ能力の不思議さや、主人公の女心が分からないが故のヒロインに対するあまりにひどい扱いに笑ってしまったり、主人公の弟が「人殺し」と呼ばれる謎などストーリーが豊かで吸い込まれるように読み進めてしまいます。

4巻が発売されてから1年ほどが経ち5巻が発売されました。
主人公とヒロインの関係や弟の行方や謎など気になる部分がたくさんあり一気に読んでしまいましたが、6巻が発売されるのが恐らくまだまだ先であると思うとどうにも待ちきれない程に素敵なマンガだと思います。
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