イキガミ
」のレビュー

イキガミ

間瀬元朗

圧倒的。

2009年7月5日
近未来の日本社会における、どこか奇妙な国家制度。
その国家制度に翻弄されながら生き、あるいは自分を貫き命をうしなってゆく。

気付くと、泣き泣き読んでいました。

この作品を通して命の重さを考えさせられました、とは言いません。
でも日常生活では見えるはずのなかった人の本心、心理を描いていて、心の脆さに悲しくなりつつも、その裏側に見つけられた偽りのない優しさにとても感動しました。

☆はもちろん5つです。
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