囀る鳥は羽ばたかない
」のレビュー

囀る鳥は羽ばたかない

ヨネダコウ

衝撃のヘビィさ。秀逸さ。

ネタバレ
2020年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヨネダ先生の他の作品は読ませていただいてましたが、こちらの作品はどうにもあらすじを読んだ時点で長いこと躊躇してました。
それでもやはりあの半端ない評価の数と高さが気になり、レビューは読んでは、どうしたものかとまた迷ってました。
なんせ基本的にハッピーでラブラブもの好きな私の傾向とは違うよな、と。
そんな私でしたが、読み放題で2巻だけ期間限定で読めることを知り、それでも躊躇していたのですが、本日何故かその世界へ飛び込んでみようとページをめくり1巻読了。
濃い。無茶苦茶ヘビィもヘビィ。なんじゃこりゃ?!の物凄い衝撃。呆然。
因みに1巻のはじめ番外編的な1話が割とライトで、これなら読めるかな?と思わせておいての本編が始まり、ところがどっこいどんどんヘビィになって行くから目を逸らしたいのに寧ろグイグイ引き込んで離さない。そして読み進めているのになかなか1話、1話が濃くて終わらない。
そして遂に1巻の終わりの番外編的?高校生編にての高校生矢代の涙と言葉。
ヤラレたー。
あれが一番切なくて悲しくて苦しくて堪らない。
もう秀逸の一言に尽きます。
そして1巻のはじめにあの話を持ってきて、そして巻末に高校生編を持って来ている作者様のしっかり伏線張って、回収される構成力にも脱帽です。
というか、衝撃です。
2巻、読むか迷ってます。
もう苦しいヘビィ世界から逃げ出したい感じもしますが、けれどそれでも先が気になる中毒性もある作品なので、無茶苦茶そういう意味では厄介ですね笑。
今だとお得に最新刊まで購入できるので、きっと購入してしまうかと。でも読むのは、完結してからがいいけれど待てるだろうかと新たな葛藤もあります。
とにかく何より願うのは、矢代と百目鬼の幸せで、ヨネダ先生、是非、宜しくお願いします!!!
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