宇宙を駆けるよだか
」のレビュー

宇宙を駆けるよだか

川端志季

一巻だけ読了

ネタバレ
2020年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他の方のレビューにある然子の心が美しいとか、意味が分かりません。
彼女の身勝手さから始まるお話がたまらなく嫌で続刊未読の感想です。

まず、器量よし、恵まれた環境で育った主人公が叩かれてるレビューがあるのか不思議です(;^_^A
容姿も家庭環境も恵まれなかったからと言って苦労知らずな主人公から奪っていいなんて理由にはならないし、苦労してないと決めつけるのは理不尽かと…。
確かに然子のことに気づいてやれなかったという点はマイナスかもしれないけど、自分と関わりのない人にまで気配りと優しさを持つなんて大人でも難しいことをなぜ学生の主人公に求めるのか。

然子のことを思いやれなかった主人公が悪いのか。恵まれた容姿と環境に何の疑いもなく素直に育った主人公が悪いのか…。
然子は飛び降りをすることで主人公の体を手に入れるけど、自分の命を代償にしたことが努力だとは思えません。
かわいくて明るければ大多数は好意を持ってくれると思います。けれど、不細工でも太ってても、努力する人、愛想よく笑える人は魅力的です。気付いてくれる人は少数だったとしても絶対いると思います。

恵まれなかった分努力もせず(一巻の時点では)恵まれた主人公になりたい→あっさり命を投げ出す。そしてお人好しな主人公へ「少しは苦労しろ」と勝ち誇る然子は胸くそ悪いです。
悪役としては☆5つ。
好みとしては☆1つです。
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