花がら摘み
」のレビュー

花がら摘み

ツバ ダエキ

うーん

ネタバレ
2020年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わって率直に言うと「もう一歩」だと思った。絵柄は好き嫌いがあると思うのでコメントはしないが、王道オメガバースとはまたちょっとちがった世界観、エンディングで他の作品との違いが楽しめるものになっていた。もう一歩と感じたのは特に下巻。お互いの気持ちを認識し、エンディングに向かうところが説明不足だと感じた。屋上の花を世話する描写は必要だったのか?楓と菖蒲の会話を柊は聞いていたのか?その後ヒートが起こってどうなったのか?
バタバタとシーンが展開してしまい、読んでる側としては置き去りにされた感じがした。
楓の片思いとか、新しく出来た後輩を登場させるより、メインの2人を丁寧に書いて欲しかった。
最後の部署異動になった経緯も???よくわからなかったし。私の読解能力が低かったら申し訳ない。
ラストがもっと丁寧に書かれていたら★5だった。
菖蒲のツンデレは可愛かったし、世界観も好きだったけど、詰め込みすぎた感じがするな。
仕事を通して関係を深めていくなら、コンクールや普段の仕事のシーンを増やすべきだし、楓との旅行や辛いもの好きなどの描写はいらなかったと思う。
魂の番じゃなく、お互いが好き同士なら幸せってエンディングなら告白のシーン(柊の告白はあったけど菖蒲側がなかった)や、その後をもっと見たかった。
もっと面白くなったと思うし、いい作品だと思うので長文レビューになってしまった。
是非1度読んでほしい。語りたい作品。
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