このレビューはネタバレを含みます▼
「上」1~3話+描き下ろし 「下」4~6話+描き下ろし収録。中学・高校時代の先輩後輩→社会人(同じ職場)再会オメガバースもの。ちょっとおまけの★4.5
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αの皐月菖蒲×Ωの霜月柊のお話。菖蒲に目をつけられて、散々だった学生生活。なのにずっと忘れられなかった柊。まさかの職場での再会、しかもバディとなり仕事をすることになって…なオメガバースもの。実は初読みの印象はあまり良くなくて。柊の気持ちがちょっと掴みにくい上、場面展開や構成に唐突さが感じられて、えっ?となってしまうことが何度か。なんかね、ちょっと勿体ない印象が強く残ってました。で、久しぶりに再読。美しい絵柄や何とも言えない色っぽい空気感の中、魅力溢れるのはやはり攻めである菖蒲。全然想いが通じず、でもふとしたその表情は明らかに愛情が溢れていて…。ずっと柊を想い、言葉足らずとも彼なりの方法で柊を守ろうとしてきた事実が見えてくるあたりからグイグイと勢いがでてきます。鈍感で無自覚で、でもずっと互いが特別だった二人。「魂の番」に対する考えも頷けるものが。…全体的に少し読みにくい印象があるので好みは分かれるかも。菖蒲が凄く素敵で、その深い愛情にかなりグッときたので、個人的には再読して良かったなとしみじみ。それゆえの★4.5です。1話毎に入るキャラ設定や4コママンガも楽しかった。描写は白抜きにて。
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「花がら摘み 上」1~3話
「描き下ろし」13ページ
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「花がら摘み 下」4~6話
「描き下ろし」19ページ