拗らせた血のつながらない兄弟の話

どこかのレビューで知り、タイトルに興味をひかれ、調べてみたら表紙がきれいで気に入り購入

兄と弟がずっと拗らせて、かみ合わないエピソードが続きます
もどかしい、もどかしい、でもところどころきゅんとさせられます
弟は割と男らしく、一般的な少年、という感じ
兄はうじうじめそめそしてるんだけど、弟が大好き、ということが一貫してて、かつそれを主張しているところが男らしい
永遠にまとまらないのでは、という２人です

最後はハッピーエンド、になるのかな
続きが気になるような、続きを見たくないような
読者側で妄想して楽しむほうがいいような
そんな余韻を持たせてくれる終わり方でした

脇役だけどお母さんが温かくて懐深い感じの素敵な女性だったのも、兄弟の拗らせ具合を引き立たせてよかったです