このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さん。いや〜凄かった。スタートから苦しい展開凄まじかった!!最後まで読んで良かった。
高校同級生再会モノ。
エリート商社マン三井×高校の時彼に振られた曽根。
自分の《根幹》をひた隠しに努力の結果エリート街道と幸せな家庭を手にした三井が、突然の離婚により見事に崩壊する。嗜虐性まで現れる程人間って醜くなるのかとゾッとする冒頭からの展開は衝撃的!!
離婚後歯車が狂い始めた時に隣室に越してきた曽根。
この再会が三井崩壊の引き金に。根幹を認めるまで曽根へのDVが続き、息詰まる苦しい展開。
「奇遇」の台詞には涙が出た。酷い目に遭わされても曽根さんがしなやかに受け止めるって凄い!!こんなクズ付き合い切れないよ〜!!ゲイの先輩として生きづらさを経験済みなんだろうな。凄い愛。無様な姿を見せた曽根さんが居れば、元は努力型だから次はちゃんと幸せになりそうな着地にホッとした(笑)リアルに悩んでいる人がいそうなテーマよね。