曽根の心の広いこと! 三井は 完全に 曽根に救われましたね。あれや これや、ひどいことを 曽根にしたのに、曽根は マリア様みたい。自分を偽って、この社会で 自分を殺し、紛れ込んでしまうのって、きっと 精神的な労力が 半端ないのだと思います。悲しいかな、今の社会は 少しずつ、みんな 違って みんな良い、が認められてきているのだけれど、それでも やっぱり シンドイものだと思います。三井は まだ 完全に そういう自分を受け入れられてるわけではいけれど、曽根の包容力で、少しずつ、否定していた自分を肯定できる自分になってきているんじゃないかなって思いました。なんか 読んだ後、尊い作品だなぁって 心底から 思いました。