BEASTARS
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BEASTARS

板垣巴留

11巻までは☆☆☆☆☆

ネタバレ
2020年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 肉食と草食の哺乳類、鳥類、爬虫類たちが地上で共生する世界が舞台。
1~11巻までは、1/4コモドドラゴンの血を引くハイイロオオカミの主人公が、自身の属する高校演劇部内で発生した殺獣・食肉事件の真相を解明するストーリー。
12巻以降は、上記主人公が高校退学後、ガゼルとヒョウの混血である殺獣犯を追っています。
11巻までは☆5つ。作者は本作が初長編という事ですが、独創性、キャラクターの魅力、テンポの良さ、静と動のバランスなど、新人さんとは思えない安定したクオリティです。
12巻以降は糸が切れたのか、リズムと言うか、気持ち良い抑揚がなくなってしまい、流れるようなストーリー運びが突っかえるようになりました。
混血殺獣犯編が終われば、また一転して面白くなるかもしれません。期待して☆4つ。

2020/10/8追記
上のように期待していたのですが、新たな展開もなく、このまま完結するようです。
評価を☆3つに変更しました。
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